コンタクトをしていいのは何歳から?

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
雨に映える紫陽花の花も美しい季節、皆さんいかがお過ごしですか。
今回のテーマは「コンタクトをしていいのは何歳から?」です。

 

・初めに
コンタクトレンズとは使用に当たって装用の仕方・装用時間の厳守・使用用途・お手入れの方法など様々な事を守ってもらい安全に使用しないといけないものです。
昨今では処方箋なしで購入可能でしたり、インターネットで販売・市販されている海外のコンタクトレンズなどといった眼科で認められていない安全性の低いものが多く広まってきています。しかしコンタクトレンズは医療機器に分類され、その中でも高度管理医療機器という患者様への侵襲度が高く人体へのリスクが高いものという分類がされています。例を挙げるとコンタクトレンズはペースメーカーや透析器や人口心肺装置などと同じ分類です。
そのため、必ず医師の指導の元での診察と処方箋が必要になってきます。

 

先に結論から申し上げますと、年齢の制限はされていません。重要なのは“しっかりと自分で判断力を持てる”“正しく取り扱うことができる”かです。
例えば、使用していて何かトラブルが生じた時に親に正直に伝えて眼科を受診出来るかどうか、眼鏡とコンタクトレンズで使用するに当たってしっかりと併用出来ているかどうかなどが大事になってきます。


・眼への負担とリスクを知る
小さい頃からコンタクトレンズを使用していると、加齢に伴い減少する角膜内皮細胞の死滅を促進させる可能性があります。角膜内皮細胞とは、黒目の一番内側にあり、血液の代わりに酸素や栄養分を取り入れている細胞です。コンタクトレンズの長時間装用や、間違った使用による極端な酸素不足は、角膜内皮細胞の減少に繋がると言われているため、しっかりと管理ができる年齢になるまで使用は控えることをお勧めします。
また適切な現在の自身にあった眼鏡を持っていない状況でコンタクトレンズをしてしまうと視界のギャップに慣れず気分不良になってしまう方やコンタクトレンズを装用すると眼球圧迫が起こり顔面蒼白する方もいます。
お子様ですとさらにすぐに外界の何かしらに反応してしまい、アレルギー炎症が起こりコンタクトレンズを装用するにあたって相応しくない状況にて先に治療をしなければならない例も多くはありません。
コンタクトレンズは眼鏡と違って、ずれ落ちたりしない・視界良好・左右の屈折の差でも対応が可能などとメリットも多くありますが、コストが高かったり・使い方を一歩間違えると眼疾患にかかりコンタクトの使用が出来なくなったり失明の危険性が上がるなどデメリットもかなり多いです。
取り扱いも“安全に細心に”気を付けて使用していただくと眼疾患のリスクも低くすることができます。

 

・コンタクトを正しく使う
1、眼鏡の作成
もし眼鏡を持っていなければ、最初に眼鏡を作りましょう。コンタクトレンズは、眼鏡の代わりではありません。コンタクトレンズしか持っていないと、長時間の装着をしなければならない、眼の調子が悪いときでも無理をして使用することで角膜を傷つけてしまう可能性があります。

 

2、無理な装用をしない
コンタクトレンズは必要なときに、眼科で指示された時間の限度を守り使用しましょう。眼に少しでも異常を感じた場合は、使用を中止し速やかに眼科を受診してください。

 

3、定期的な検診を
眼トラブルの中には自覚症状のないものもあります。眼科で処方されたコンタクトレンズを使用している場合であっても、定期検診を怠ると眼にコンタクトレンズが合わなくなっていたり、眼が不健康な状態になっていたりしていることに気づかず、知らず知らずのうちに不適切な使用方法となっている場合もあります。しっかりと定期検診を受けていれば、眼が危険な状態であってもすぐ対処ができ、重篤な眼疾患に進行するのを防ぐことができます。

 

初めてで尚且つ低い年齢からの使用はご本人様にとっても装用や取り扱いに恐いものがあると思いますが、注意を怠らなければ安全に使えるものとなっております。当院としても取り扱いのレンズの多さから個々にあったコンタクトレンズの提案から装用方法の指導でしたり取り扱いあたっての最終確認と丁寧に説明を行っておりますので、是非とも一度ご相談下さい。

 

上記は一般的な説明です。
症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
無断での記事転載はご遠慮ください。
本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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