580.乱視は病気なの?

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。 皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回のテーマは「乱視は病気なの?」です。

 

<乱視とは>

通常、目に入る光は目の中でレンズの役割をする部分(角膜と水晶体)で適度に曲げられます。この光が目の奥の壁(網膜)で一点に集まり、その光で出来る「像」が視神経を解して脳に伝達され、私たちは初めてものを認識できるのです。


しかし、角膜と水晶体で光を適度に曲げられなくなってしまうことがあります。これを屈折異常といい、乱視はその中のひとつに分類されます。

一般的に、乱視の原因は角膜と水晶体の歪みによって引き起こされます。そのため乱視があると網膜に焦点が合わなくなり、ものがぼやけて見えるため、ものを正しく認識することができなくなってしまいます。

近くも遠くも見にくくなるため、必要以上に見ようと目を酷使し、眼精疲労になりがちです。

 

<乱視の矯正方法>

乱視の矯正にはいくつか方法があります。当院で出来るのは、眼鏡またはコンタクトレンズの処方による矯正です。

眼鏡による乱視の矯正には、円柱レンズが使われます。円柱レンズとは、円柱を立てた場合、縦方向に垂直に切り取った形状のレンズです。凹と凸の円柱レンズがあります。この円柱レンズと球面レンズの組み合わせにより、さまざまな乱視に対応するのが一般的です。

● コンタクトレンズによる矯正
(1) 球面ハードコンタクトレンズ

角膜乱視には球面ハードコンタクトレンズでも矯正できます。ハードコンタクトレンズは固いため、レンズが角膜に乗ってもその形が角膜の形に沿って変わることがありません。ハードコンタクトレンズと角膜の間に入った涙が、その凹凸の隙間を埋めるため乱視が矯正されます。

 

(2)乱視用ハードコンタクトレンズ

(2-1)水晶体乱視矯正用・前面トーリックレンズ

一般的に、乱視の原因は角膜と水晶体の歪みによって引き起こされます。このタイプの水晶体乱視は後で述べるように、水晶体乱視矯正用・前面トーリックで補正します。 屈折検査(完全矯正)において乱視が少ないケースにもかかわらず、通常のハードレンズを装用すると残余乱視が発生し、良好な視力が得られないことがあります。アイミーサプリーム(フロントトーリック)は、安定した良好な視力を得るため、レンズ前面をトーリック面として乱視矯正をはかり、レンズ下方にプリズムバラストを設定することでレンズの回転を制御します。

(2-2)強度角膜乱視矯正用・前後面トーリックレンズ

角膜曲率半径の強弱主経線の差が0.4mm を超えるような角膜乱視の場合、通常のハードレンズではレンズのズレ、脱落、ロッキング、圧迫(弱主経線方向)などのために充血を起こすなど、良好な視力や装用感が得られません。アイミーサプリーム(バイトーリック)は、乱視矯正を目的としたレンズ前面設計とともに、角膜形状に合わせたレンズ後面設計により装用感の向上をはかり、フィッティング不良から生じる種々のトラブルを緩和し、快適な装用感を実現します。

 

(3)乱視用ソフトコンタクトレンズ 乱視用のレンズデザインは特殊で、現在2種類あります。
◆プリズムバラスト

このデザインのレンズは下方に厚みを持たせています。その厚みがおもりになるのと上まぶたの圧力で厚い方が下を向く力が働き、瞬きのたびにコンタクトレンズが正しい向きになる仕組みです。

代表的なものでクーパーマイデートーリック、メダリストワンデープラス乱視用・ワンデーアクエアトーリックなどがあります。
◆ダブルスラブオフ

このデザインのレンズは上下方向が薄く、左右方向が厚い形をしています。レンズの薄い部分を上下のまぶたと眼球で挟み込んでレンズの回転を抑えます。

代表的なものでワンデーアキュビューモイスト乱視用・デイリーズアクアトーリック・アキュビューオアシス乱視用などがあります。

         
どのタイプのコンタクトレンズの処方にもしっかりとしたフィッティングが必要不可欠です。当院では乱視用ソフトコンタクトレンズにも1日タイプから2週間タイプ等とご用意がございます。

 

●乱視矯正専用ハードコンタクトレンズの場合はメーカーより処方用テストレンズを取り寄せる必要がありますので、お気軽にご相談ください。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。

●無断での記事転載はご遠慮ください。

●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。

※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

 

●ウイルス感染症に対する当法人の取り組みについてご紹介をします。
当診療所にはアルコールを主成分とする手の消毒液を複数設置しており、ご自由にお使い頂けます。

またウイルス殺菌効果のある弱酸性次亜塩素酸水を使う専用加湿器を複数台設置しております。
スタッフはマスクを着用させていただき、咳が出てマスクを付けていない患者様にはマスクをお渡ししております。
当診療所および機器の消毒を徹底し、常に換気をしております。

 

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