53.目の乾燥

こんにちは池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
朝夕冷え込む季節になりました。寒さに向かう折柄、風邪などひかぬようがんばりましょう。

今週のテーマは目の乾燥です。

 

目の乾燥とは
涙の分泌量が低下したり、涙の成分が変わってしまうことで起こる、目の表面が乾燥してている状態です。


<症状>
目の乾き、充血、疲れ、異物感などです。
視力が低下したり、目を開けるのがつらくなったり、角膜にキズがつくこともあります。

 

<原因>
涙の分泌量が低下したり、涙の成分が変わってしまうことで起こります。まぶたを開けたままにしたり、涙の分泌量が減り必要以上に涙が蒸発すると角膜の上に「ドライスポット」という乾燥した部分が現れ、角膜が露出し、目が乾いたり、角膜にキズができてしまうこともあります。

 

<検査>
涙の分泌量や角膜(黒目)、結膜(白目)の評価、涙液の検査、試験薬を用いた検査などを行い診断します。
①ZQ(ゾーンクイック)検査  専用の糸を下まぶたの端に15秒間挿入し、涙でぬれた糸の長さで涙量を測ります。
②BUT検査  目を開いてから目の表面の涙の膜が破壊されるまでの(BreakUpTime)を測ります。
③顕微鏡検査  フルオレセインという黄緑色の試薬を点眼すると角膜(黒目)の障害さた部位が染まるので、顕微鏡で染色部を観察して障害の程度をみます。

 

<治療>
①点眼液による治療       
涙液分泌自体を促進させる薬物はなく、人工涙液点眼液で不足した涙液の補充を行う方法です。
涙液分泌が少ない為に点眼液に含まれる防腐剤などの添加物に
よる副作用が起こりやすいので、点眼液は添加剤を含まないものを使用しましょう。
※点眼だけでは症状が改善されない場合には、眼を温めると症状が改善し楽になります。当院ではドライアイの治療に「アイホット」という器械を使用できます。


②涙点閉鎖による治療
涙は目の表面から蒸発する以外はほとんどが涙点から鼻に出る為、涙点を閉じて涙の流出を抑え、涙を眼の表面に十分に溜める方法です。
当院では「シリコン性涙点プラグ」と「コラーゲン製涙点プラグ」を利用した治療をしております。

 

 

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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