322.さかさまつげについて

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
今回のテーマは「さかさまつげについて」です。


□さかさまつげとは
通常まつげが通常外側に向いていますが、眼球の方をむいている状態のことをさかさまつげといいます。
症状としては、まつげの並び方が不揃いであるため、まつげの一部が黒目である角膜に触れて刺激され、
涙が出る、目やにが出る、まぶしい、充血、異物感、痛みなどの症状があります。
程度が強くなると、黒目が濁ったりして視力低下が生じる事もあります。



□さかさまつげの原因
まつげが角膜方向を向く原因として、まぶた自体が内向きにまくれている眼瞼内反と、
まぶた自体には問題はないものの、毛根からのまつげの生え方がまばらであるために角膜側を向く睫毛乱生とがあります。
眼瞼内反には、先天性と加齢によるものが多く、加齢性だとまぶたの皮膚の過剰やたるみ、
皮下筋肉の筋力低下などによるものがあります。一方、先天性の場合、まぶたの内反の程度が軽く、
皮膚や皮下脂肪が過剰であり、まつげが内側に生えていると、睫毛内反と呼ぶことがあります。
加齢性、先天性の他に、炎症が起きた結果、まぶたが変形して起こる瘢痕性眼瞼内反、
まぶたが痙攣して起こる痙攣性眼瞼内反などがあります。
睫毛乱生は眼瞼縁炎など、まつげの毛根部の炎症が原因となることが多く、1本から多数のまつげが角膜にあたります。

□治療法
先天性の眼瞼内反・睫毛内反の場合、成長と共に1歳前後で自然に治癒することがほとんどであるため、
抗生剤など点眼薬で経過をみるのが普通です。2歳以上で治らない場合には、成長に伴い自然治癒することも期待できますが、
症状の強さ次第では手術が必要となることがあります。加齢性の眼瞼内反では、まつげを抜くと一時的に症状は改善しますが、
まつげが生えると症状が出るため、同じことの繰り返しになってしまいます。まつげを抜く本数が少なくても、
症状が繰り返せば炎症が再発する恐れや、さらに太いまつげが生えてくることもあります。
手術としては、まつげの毛根を電気の針で焼く睫毛電気分解や冷凍凝固、糸をまぶたの中に縫いこむことで、
まつげの外側を根元に起こす埋没法、皮膚と皮下組織を切除して瞼板に縫い付ける切開法、
高齢者の方に下瞼に行う眼輪筋短縮術など病状に合わせて手術方法を選択します。


●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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