903.季節によって気を付けたい眼疾患
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは、「季節によって気を付けたい眼疾患」です。
季節によって特に気を付けていただきたい眼疾患を大きく分けて4つご紹介します。
【夏に起きやすい疾患】
・ウイルス性結膜炎(流行性角結膜炎、プール熱)
アデノウイルスという夏風邪のウイルスから結膜炎がおこります。小児に多いとされていますが、成人も含めて幅広い年齢で感染します。
感染すると、5日~2週間の潜伏期間の後、眼の充血、涙、メヤニ等の自覚症状の他に風邪の症状が出て、熱が出たり・咳や喉の腫れが起きたりすることもあります。アデノウイルスは伝染性が非常に高いウイルスで、学校保健安全法により、感染力がなくなったと医師が判断するまでは学校へ出席できない疾患に指定されています。大人の場合も感染を広げないために出社は控えましょう。
【冬に起きやすい疾患】
・ドライアイ
冬は空気が乾燥する季節ですが、室内での暖房はさらに空気を乾燥させます。目の疲れの原因は、ドライアイによるものかもしれません。加湿器をかける、目薬をさすなどの対策が必要です。コンタクトレンズを使用している場合は、長時間の装用を避け帰宅後はすぐに取り外すようにしましょう。また、パソコンなどのディスプレイ画面を長時間見ていると、まばたきの回数が減少するといわれています。暖房のきいた室内でパソコン作業をするときなどは、適度に休憩を取りましょう。
【夏や冬に起きやすい疾患】
・雪眼炎(雪目)
夏は海やプール、冬はスキーや雪山登山などを楽しむ方も多いかと思いますが、雪眼炎はそのような紫外線の強い場でゴーグルやサングラスを使わずに過ごした場合に起こる表層角膜炎,角膜上皮障害です。雪面からの紫外線の照り返しや、夏の海、強い照明によって引き起こされ、紫外線を吸収した6~24時間後で、夜間に激烈な眼痛、羞明(しゅうめい)、涙といった症状が生じ、目が開けられなくなります。夏や冬のレジャーでは、UVカット機能付きのサングラスやゴーグルを必ず着用して目を保護しましょう。
【春や秋に起きやすい疾患】
・季節性アレルギー性結膜炎、春季カタル
春から秋にかけての花粉などが原因で症状が現れるものを季節性アレルギー性結膜炎といいます。春はスギやヒノキ、秋はブタクサやヨモギの花粉が多くなります。症状としては目のかゆみ、異物感、メヤニ、充血、涙などが特徴的です。我慢できずに擦ってしまうと目の表面を傷つけてしまう可能性や球結膜(しろめ)に浮腫が起こり、腫れてゼリー状に飛び出してくることがあります。
春季カタルは春から夏にかけての季節の変わり目に症状が強まる疾患で、同じく結膜に炎症が起きて、かゆみやメヤニのほか、まぶたの裏側の結膜に隆起(石垣状乳頭〈いしがきじょうにゅうとう〉と呼ばれます)ができてゴロゴロしたり、涙があふれたりします。病名にある「カタル」とは、粘膜に炎症が起きて多量の粘液を分泌する状態です。症状が悪化しないようにするために抗アレルギー点眼薬等を使用し、コンタクトレンズの使用は一時的に控えましょう。
・上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい
・一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
・無断での記事転載はご遠慮ください。
・本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 遠藤 直子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会
経歴 2001 東京女子医科大学 卒業
2001 東京女子医科大学病院糖尿病センター眼科
2002 日本大学医学部附属板橋病院眼科 出向
東京女子医科大学病院糖尿病センター眼科
2004 公立昭和病院 眼科
2006 東京女子医科大学病院糖尿病センター眼科
2012 東京女子医科大学病院糖尿病センター眼科 嘱託医師
2013 新渡戸記念中野総合病院 非常勤
2026年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 院長就任 -
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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