250.黄斑変性とは

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。

さわやかな季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回のテーマは「黄班変性とは」です。

眼の奥には、網膜という外界から入ってきた光を感じ取るフィルムの役割を果たす組織があり、その中心の感度が良い部分を黄斑といいます。黄班変性は、黄斑に何らかの変性が起こる病気なのです。

「原因」
黄斑変性は、萎縮型と滲出型に分類できます。
・萎縮型:主に加齢によって起こり、症状の進行は比較的遅いことが特徴です。
・滲出型:網膜の毛細血管が詰まると「新生血管」と呼ばれる細くて脆い血管をつくりだします。そこから血液成分が染み出すことで起こります。症状は急速に進行します。
黄斑変性の原因は、未だ完全には解明されておらず、現在もさまざまな研究がなされています。

「症状」
・線や文字などが歪んで見える(変視症)
・見たいものの中心が見えない(中心暗点)
・視力低下
・遠近感が掴めない(片眼性の場合) など

「検査」
眼底検査…目薬で瞳を開き目の奥を観察します。
アムスラーチャート…格子状の図を用いて歪み等の有無を調べます。
OCT Triton(3次元眼底像撮影装置)・・・網膜の断層写真を撮影します。
蛍光眼底造影検査・・・造影剤を血液中に流し、血液成分の滲出の有無や血流を調べます。(同医療法人社団・新宿東口眼科医院で行うことが出来ます。)
など

「治療」
以下の治療法は滲出型に対する治療法で、萎縮型に対する治療法は、現在のところはありません。
レーザー光凝固術・・・新生血管を強いレーザーで焼き固める方法です。主に黄斑から離れた病変に使用します。
・光線力学的療法(PDT)・・・光に反応する薬物を注射し、網膜の痛んでいる部分に弱いレーザー照射をする方法です。
・抗血管新生治療薬・・・体内の新生血管を増殖させる物質(VEGF)に対する抗体を眼に注射し、新生血管の成長を抑える治療です。
・薬物療法・・・内服薬やサプリメント(ルテインなど)で治療・予防をする方法です。
など
不確定要素が多く、決定的な治療法はまだ確立されていません。

症状が強いと、眼鏡での矯正や治療を行っても、日常生活に十分な視力が得られなくなることもあります。治療や手術等が必要な場合には、適切な病院へのご紹介も行っております。お心当たりのある方は早めに受診していただき、医師へご相談下さい。

 



●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

池袋サンシャイン通り眼科診療所の
全ての医師の経歴はこちら

診療時間

診療時間

受付終了時刻
平日・土曜19:30
日曜・祝日18:30
休日(土曜/日曜/祝日)も診療する一般眼科です。
休診日…12/31、1/1、1/2、1/3

夜間受付のご案内

診療予約

お電話かWEBにて受け付けており、初めての方でもご予約できます。
※予約なしでも受診できます。
※土曜、日曜、祝日もご予約できます。
※前日から当日にご予約の方は、検査や処置ができないことがあります。

※当日のWEB予約に関しましては、
・11:00~14:30のご予約…11:00まで受付
・15:00~16:00のご予約…15:00まで受付
・16:30~17:30のご予約…16:30まで受付
・18:00~19:00のご予約…18:00まで受付
となります。

▼電話予約

03-3981-6363

▼一般眼科診療

▼専門治療

●WEB予約方法

アクセス

03-3981-6363
池袋駅東口徒歩1分。
JR池袋駅東口を出てすぐの大通り(明治通り)を渡り、三菱東京UFJ銀行の右側の角を曲がっていただきますと「ビック池袋東口ビル(旧アイケアビル)」の入り口がございます。入口は休日(土曜/日曜/祝日)も開いております。 中に入ると奥にエレベーターがありますので、5階へお越しください。

当院紹介

池袋サンシャイン通り眼科診療所の特色と、外来について

コンタクトデビューに親切な池袋の眼科です

学校の目の検査で異常があったら当院で診察できます