887.緑内障って治るの?
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
寒さがまだ続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今週のテーマは「緑内障って治るの?」です。
緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する役割を担う器官である視神経が何かしらの原因によって障害されることによって視野(見える範囲)が欠けていく病気です。日本国内において長年中途失明原因の第一位であり、40歳以上の約5%、60歳以上では1割以上が緑内障と言われています。症状としては、少しずつ見える範囲が狭くなっていきます。進行は非常にゆっくりで、両目の症状が同時に進行することは稀なので、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありませんが、治療が遅れると失明に至ることもあります。
テーマである「緑内障は治るのか」どうかについてですが、結論から言うと完治はできません。
緑内障によって1度阻害を受けてしまった視神経は元には戻らないため、これ以上の進行を食い止め、緩やかにすること、眼圧を下げることが治療となります。
緑内障の早期発見には、眼科に行かないと分からないことが多いです。視神経の形(乳頭形状)と視野機能の特徴的な変化から診断されます。
診断されても、早期や中期では自覚症状のないため、視野欠損部分が拡大し、末期には視力の障害が起きることもあります。
だからこそ、適切な治療、定期的な検査が必要となります。
緑内障の治療方法は薬物治療、レーザー治療、手術があります。緑内障の進行を抑制するために、最初に選択肢に上がるのが薬物治療です。
さまざまな薬効を持った点眼薬が発売されており、緑内障のタイプ・重症度・眼圧の高さなどに応じて処方されます。
点眼で目標眼圧まで下がらなかった場合、視野障害が進行してしまう場合には、レーザー治療や手術療法を検討します。
現在の緑内障治療はすべて、眼圧を下げることでこれ以上の視野障害の進行を防ぐために行います。緑内障を初期の段階で発見し、治療を開始することで、生涯に渡って視野を維持できる可能性が高くなります。そのため、定期的な検査と治療の継続が可能なように、よく病気のことを知り、また環境を整えてじっくり治療に取り組む心構えが重要です。
●一般の方向けですので、医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
●既に治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 遠藤 直子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会
経歴 2001 東京女子医科大学 卒業
2001 東京女子医科大学病院糖尿病センター眼科
2002 日本大学医学部附属板橋病院眼科 出向
東京女子医科大学病院糖尿病センター眼科
2004 公立昭和病院 眼科
2006 東京女子医科大学病院糖尿病センター眼科
2012 東京女子医科大学病院糖尿病センター眼科 嘱託医師
2013 新渡戸記念中野総合病院 非常勤
2026年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 院長就任 -
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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