866.近視、乱視、遠視の違い

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です
秋風が肌に心地よい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「近視・遠視・乱視の違い」です。

通常、眼球に入ってきた光は、角膜と水晶体を通り屈折し、網膜上に像が結ばれることで、私たちは物を見ることができます。
目をリラックスさせた状態で、遠くの物に自然にピントが合う状態を「正視」といいます。
しかし、眼の屈折状態や形に異常があると、光が正しく網膜に届かず、視界がぼやけてしまいます。これを屈折異常といい、主に「近視」「遠視」「乱視」の3つに分けられます。

 

◎近視
近視は、網膜よりも手前で像が結ばれてしまう状態です。
• 主な原因は、眼球の奥行き(眼軸長)が長いこと、または角膜や水晶体の屈折力が強すぎることです。
• 遠くのものがぼやけて見える一方で、近くのものは比較的はっきりと見えます。
• スマートフォンやパソコンなど近距離での作業が多い現代では、若い世代を中心に近視の人が増えています。

 


           

◎遠視
遠視は、網膜よりも後ろで像が結ばれる状態です。
• 主な原因は、眼軸長が短い、もしくは角膜や水晶体の屈折力が弱いことです。
• 眼の奥行きが短いために、光が網膜に届く前に結像してしまうため、遠くも近くもぼやけて見えることがあります。
• 若年層では、水晶体の調整力(ピントを合わせる機能)によって見え方を補えるため、自覚症状が出にくいこともあります。しかし、無理な調整が続くと、眼精疲労や頭痛の原因になることがあります。


                 

◎乱視
乱視は、角膜や水晶体の曲率(カーブ)が不均一なために、光が一点に集まらず、像がぼやけたり二重に見えたりする状態です。
• 正常な角膜は球面状ですが、乱視のある角膜はラグビーボールのように一方向に歪んでいます。そのため、物の輪郭がにじんで見える、焦点が合いづらいといった視覚的な不快感があります。

 


(画像引用元:https://www.seed.co.jp/products/contact/ranshi/column_180402.html)

 

• 乱視には「正乱視」、「不正乱視」の2種類があります。
o 正乱視:一定方向に規則的な歪みがあり、眼鏡やソフトコンタクトレンズで矯正が可能です。近視性乱視・遠視性乱視・混合乱視などのタイプがあります。
o 不正乱視:円錐角膜・翼状片・角膜のキズ、水晶体の亜脱臼・白内障などが原因で、角膜表面や水晶体の不規則な歪みによって生じます。眼鏡やソフトレンズでは矯正が困難で、ハードレンズでの矯正が必要になります。

当院では、コンタクトレンズが初めての方でも安心して使っていただけるよう、ソフトレンズ・ハードレンズともに丁寧に指導し処方しております。乱視で見え方にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも
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※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

 

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