855.結膜下出血ってどうしてなるの?
こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
厳しい暑さの頃ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今週のテーマは「結膜下出血ってどうしてなるの?」です。
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れて出血したもので、程度は様々で、小さな点状のものから斑状、
また眼球全体の白目部分がべったりと赤く染まることもあります。殆どは無症状で、稀に多少目がごろごろしますが、痛みやかゆみなどはありません。
結膜下出血の原因はさまざまで、不明な場合も多く、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネの絞め過ぎなどでも出血します。結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。
出血自体は軽度であれば10日前後で自然に吸収されるため治療の必要はありません。
出血量が多い場合は1ヶ月以上と、時間がかかることもありますが、必ず出血は吸収されます。眼外傷を受けた場合、出血以外に痛みやかゆみ、眼脂を伴う場合、頻繁に出血をくりかえす場合などには念のため眼科受診をお勧めしています。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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