852.瞼がぴくぴくしたら眼科?

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
猛暑到来となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「瞼がぴくぴくしたら眼科?」です。

 

瞼がぴくぴくする症状が続くと、大変気になると思います。それだけでなく、瞼が上がりにくくなったり、見えにくくなったりと日常生活にも支障をきたすこともありますので、早めに眼科受診をおすすめします。

 

【眼瞼痙攣について】
一口に痙攣といっても部位や原因により、分類がされています。
瞼がぴくぴくするのは、疲労や精神的に疲れているときなどによくみられる症状で、正式には眼瞼ミオキミアと呼びます。目の周りの眼輪筋と呼ばれる筋肉が微細に痙攣し、瞼の上下ともに痙攣が現れます。ストレスや疲れ、睡眠不足が原因で引き起こされていると考えられています。

また、片目の瞼がぴくぴくするのは、眼瞼痙攣ではなく、顔面痙攣です。顔面痙攣では、ほかに、目や口のまわりがぴくぴく動きます。顔面痙攣の原因は、顔面神経が血管とぶつかり、勝手に神経が興奮させられている場合が最も多くなっています。
一方、眼瞼痙攣では、必ずしも瞼が痙攣するわけではありませんが、両側の瞼に痙攣が起こる場合もあります。眼瞼痙攣は、瞬きの開閉異常と考えられ、瞬きが増えたり、目が開けにくくなったりします。目が乾く、まぶしい、つぶっている方が楽などの自覚症状があり、ドライアイとよく間違われます。また、抑うつ症状など精神疾患を抱えている方も半数以上にのぼります。

現在この症状で悩んでいる方は、30万~50万人と言われ、特に40代以降の女性、中高年の男性に多くなっています。
なお、眼瞼痙攣の多くの原因は不明です。睡眠薬や抗精神薬が原因となっている場合があると言われています。

【治療について】
痙攣に対する根本的な治療はありません。眼瞼ミオキミアはストレスや疲れがおさまると、治っていくことが多いです。
顔面痙攣、眼瞼痙攣に対して最も行われている治療は、ボツリヌス毒素を極少量注射する方法です。ボツリヌス毒素を注射することにより、筋肉を弛緩させ、目をつぶる力を弱めます。効果は個人差がありますが、2か月~4か月持続します。ボツリヌス注射は短時間でき、負担も少ないため日常生活に組み込みやすい治療となっています。さらに、眼瞼痙攣の治療であれば、保険適用となるところも利点の一つです。


また、睡眠薬や抗精神病薬が誘因となっている場合には、可能な限りこれを中止します。
その他にも眼輪筋の一部を切除する方法や薬物療法がありますが、いずれも補助的なもので、根本から治療する方法ではありません。


当院でもボツリヌス注射を行っていますので、気になる方は受診の上医師に相談してください。(同医療法人の新宿東口眼科医院のみでボツリヌス注射を行っております)


・上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
・一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
・無断での記事転載はご遠慮ください。
・本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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