106.視野検査入門

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
日増しに寒さが加わってまいりました。近づく冬を元気に迎えましょう。

今週のテーマは「視野検査入門」です。

視野検査とは、一点を注視したときに周囲に見える範囲を視野計を用いて測定することをいいます。正常な人では、片目につき上方に60度、下方に75度、鼻側に60度、耳側に100度という広い視野を持っています。通常、人は両目で物を見ているので、片方の目を隠さないと、視野に異常があるかどうかはわかりません。視神経の障害や緑内障などの眼疾患では、片方の眼が障害されたり左右の目の障害の程度が違ったりします。したがって、左右別々に視野検査をする必要があります。

視野検査はどんな検査なのか?

視野計の内側に顔を固定して中心のマークを見つめ、周辺に出現する小さな光が見えたら、手に持っているブザーを鳴らして、視野の範囲や欠落部を調べます。片目ずつ行ない、両目の検査が終わるまでに20分くらいかかります。(ゴールドマン視野計は30分くらい)

視野検査では、注意力が落ちていって光が見えるか見えないかわからなくなったり、目の疲れを訴える人もいます。これは光の指標は徐々に暗い光にして、見える限界を探しているためです。
検査は途中で中断しても、その時点からの検査再開が可能になっていますので、疲れや肩こりなどを感じたら申し出てください。

検査結果の判定
正常視野は楕円形で中心よりやや耳側に盲点があります。初期緑内障では盲点の周囲に弓型の暗点が出現し鼻側の感度が低下します。末期には中心のみ残存する場合や耳側のみ残存する場合があります。視野検査と眼底検査(または眼底三次元画像解析検査)によって緑内障の重症度や進行の度合いが判定されます。

当院では患者様の症状に応じて検査が行えるように3種類の視野検査を装備しております。
① FDTスクリーナー
特定の位置の画面がぶれるので、ぶれるのが見えたらブザーを押す検査です。
片眼約1分で検査をすることができます。費用も両眼で約230円(基本診察料別)なので、当院の視野検査機器のなかで最も手軽に検査をすることができます。

② ハンフリー視野計
特定の位置に明るさの違う光が出るので、光が見えたらブザーを押す検査です。
主に中心部の視野(30度以内)を詳しく知ることが出来ます。
片眼約5分~8分で検査をすることができます。
FDTよりも詳しく視野の状態を調べることが出来ます。

③ ゴールドマン視野計
外側から内側に動く光が見れたらブザーを押す検査です。
全体の視野の形状を調べることが出来ます。
片眼約10分~15分で検査をすることができます。

視野検査は、緑内障や脳腫瘍等の発見につながる検査です。
特に40歳以上の30人に1人はその疑いがあるといわれている緑内障は、初期で自覚症状を感じることが少ない病気です。定期的に検査をうけることで、病気の早期発見にもなります。当院では40歳以上の方に1年に1回眼科で検診を受けることをおすすめしております。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師にご相談下さい。

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