708.瞼がピクピクしたら眼科?

 

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「瞼がピクピクしたら眼科?」です。

 

〇瞼がピクピク痙攣する原因


(1)眼瞼ミオキミア
  まぶたにある眼輪筋という筋肉の一部に異常な興奮が生じて起こるといわれています。通常片眼性であり、肉体的精神的ストレスが原因になると言われています。有効な治療法はなく、ストレスを緩和することで 改善する場合が多いです。無理をせず適度に目を休めて十分な睡眠時間を確保し、カフェインは控えるとよいでしょう。

 

(2)眼瞼けいれん
  目のまわりの筋肉が過剰に動き、まばたきがうまくできなくなる病気です。通常両眼性で、初期症状がドライアイと似ているために正しい診断がつかないことも多いです。中高年(40~70歳代)に多く、性別でみると、患者さんの約7割が女性です。まぶたが開けにくくなるため、見づらさ、まぶしさや眼の違和感などが生じたりします。進行すると自分の意思ではまぶたをあけることができなくなります。原因は明確に解明されていませんが、中枢神経の伝達異常によるものと考えられています。症状の進行は早くありませんが、放っておいても治りません。重症の場合はボツリヌス療法(ボトックス注射)で治療することもあります。

 

(3)片側顔面けいれん
  自分の意志と関係なく顔面の筋肉が痙攣する病気です。多くの場合、顔の片側だけに痙攣が起こります。中高年の女性に多く、重症になると、痙攣が持続するようになってしまい、症状は就寝中でも治まりません。原因としては片側の顔面神経が、腫瘍や血管のこぶにより圧迫されて発症するケースが多いです。そのため、疑われる際は、頭部MRI検査を行って原因を精査したり、ボツリヌス療法による薬物治療が行われたりします。

 

〇治療法は?


(1)ボツリヌス療法(ボトックス注射)
  ボツリヌス菌が作り出す薬をけいれんしている筋肉に注射し、症状を改善します。一度の注射で2~3カ月ほど効果が持続しますが、再び症状に悩まされる場合は、改めて注射を行います。

 

ボトックス

 

(2)薬物治療
  抗コリン製剤、抗うつ薬などの内服薬による治療と、人工涙液の点眼があります。

 

(3)手術
  難治症例では、まぶたの筋肉や皮膚を短くする手術などがあります。 
(※当院では行っておりませんので、医師の判断で紹介状をお出しする場合があります。)

 


上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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