84.夜盲症

こんにちは池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
少しずつ夏らしくなってきますね。
今回のテーマは「夜盲症」です。

「夜盲症」(やもうしょう)とは、夜になると視力が著しく衰え、目がよく見えなくなる病気です。俗に「とり目」ともいわれています。
明るいところから暗いところに入ると、すぐには何もみえませんが、しばらくすると暗さに慣れて、まわりがみえてきます。これを暗順応といいます。暗いところではたらく網膜の細胞に異常があり、この暗順応が障害され、暗いところや夜、みえにくい状態を夜盲症[とり目]といいます。

<分類・原因>「夜盲症」には先天性夜盲症と後天性夜盲症にわかれます。
先天性夜盲症には進行性先天性夜盲症・非進行性先天性夜盲症があり、大きく2つのグループに分けられます。1つは、幼児期に始まって、徐々に進行し、視野狭窄をともなって、末期には視力も低下する網膜色素変性症や白点状網膜症などです。もう1つは、幼児期から夜盲症があっても、進行せず、明るいところでの視力や視野は一生正常な、小口病や眼底白点症などです。原因は不明ですが、遺伝傾向があり、血族結婚の家系によくみられます。
後天性夜盲症にはビタミンA欠乏症のほかに、眼底疾患[網脈絡膜炎、眼球鉄錆症など]にともなうものがあります。現代では食生活が戦後以前に比べて良くなっていますので、あまり多くは発症する事がありません。


<症状>
一般に明るい環境での視力に比べて暗い場所での視力は落ちますが、その落ち方が健常な場合と比べて極端に落ちます。夜や暗いところで、みにくく感じます。視野障害や視力障害をともなうと、ものにつまずいたり、ぶつかりやすくなります。

<検査>
眼底検査により、その特異的な眼底所見から診断可能ですが、網膜電位検査、暗順応検査や視野検査などによって診断されます。

<治療方法>
ビタミンA不足によるものは、ビタミンA投与により治りますが、先天性のものをはじめ、ほとんどの夜盲性疾患には、確実な治療法はありません。夜盲症の網膜は光刺激に弱いので、屋外作業をひかえたり、遮光めがねを使用したりします。また職種の転換や中途失明に対する配慮も必要となります。

夕方から急に目が見えなくなってきたら、早めに眼科の受診をお勧めいたします。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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