697.目の日焼けとは
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは、「目の日焼けとは」です。
最近、日差しの強い日が多くなりましたが、目も日焼けすることをご存知でしょうか?
目の日焼けとは、目が紫外線を浴びて目の細胞が傷ついた状態を指します。
紫外線により目がダメージを受けることで、
様々な眼病を引き起こすリスクを高めてしまう恐れがあります。
【紫外線による眼病リスク例】
〇雪眼炎
雪等に反射した強い紫外線によって角膜などの眼球表面がダメージを受けて発症します。
症状: 眼の違和感、充血、痛み、涙が出る、眩しさなど
〇翼状片
白目の表面を覆っている結膜が黒目の部分に三角形状に入り込む病気です。
白目と黒目の境界が紫外線によって傷つくことが原因と考えられています。
症状:ドライアイ、眼精疲労、充血、異物感など
〇白内障
眼の中の水晶体が白く濁ることで見えづらさが生じる病気です。
原因は加齢によるもの多いとされていますが、白目が濁る原因のひとつとして、紫外線の影響が考えられています。
症状:かすみ、眩しさ、ぼやけ、ものが二重に見えるなど
次に上記の眼病リスクを減らすための目の日焼け予防の対策を紹介します。
〇UVカット機能付きのサングラス・コンタクトレンズの使用サングラスの中には、紫外線カット効果がないものもあります。レンズの色の濃さは紫外線カット機能の高さとは無関係です。選ぶ際には色ではなく、「紫外線透過率」や「紫外線カット率」などの記載がしっかりあるものを選ぶことをおすすめします。
また、コンタクトレンズも紫外線カット機能が付いたものがあります。
当院でも新商品のアクアロックス1dayUVシンをはじめ多数ご用意があります。
〇つばの広い帽子や日傘の使用
帽子はなるべくつばの広いものを選びましょう。
また、濡らしたタオルで目を冷やしたり、角膜補修成分が入った目薬を使用したりすることで日焼けした目のケアにも繋がります。
これから紫外線も強い時期になってまいります。
直射日光や紫外線を浴びた後、少しでも目に違和感がある場合は早めの眼科の受診をおすすめいたします。
・一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
・無断での記事転載はご遠慮ください。
・本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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