23.眼瞼ヘルペス
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
新たなスタートを迎える季節となりました。
健康管理に十分注意しましょう!
さて、今週のテーマは「眼瞼ヘルペス」についてです。
まぶたに発疹、ぶつぶつができたという場合はウィルス感染による場合が多いものです。
手でこすったり、つぶしたり、かさぶたをとったりすると、病気を広げ、悪化させますので十分注意しましょう。
眼瞼ヘルペス
単純ヘルペスウィルスによるものと帯状へルペスウイルスによるものと二つに分けられます。前者は,熱性疾患など全身の抵抗力が低下した際に多く発症し,幼児,思春期の子どもによくみられます。数個の小水疱がまぶたにできたり、角膜へルペスを伴うことがあります。まぶたのぶつぶつは1~2週間で治ります。後者は三叉神経の第1枝の支配領域にはげしい頭痛とともに多数の小水疱ができます。まぶたに限らず,額や頭にもできますが,顔の右か左かどちらか半分にだけ出るのが特徴です。3~6週間で治りますがあとが残ります。約40%に角膜へルペスが現われ,虹彩毛様体炎などの合併症を伴うこともあります。
単純疱疹(単純ヘルペス)
【治療】
そのまま放置しても、水疱がかさぶたに変化して一応は2週間ほどで自然治癒する。
現在では特効的な抗ヘルペスウイルス剤(飲み薬・塗り薬)があり、これを用いて治療すると、不快な自覚症状が大幅に軽減するので、出来るだけ早期に治療を始めることが望ましいでしょう。
●帯状疱疹(帯状ヘルペス)
【治療】
外来で抗ヘルペスウイルス剤の内服・点滴などで適切な治療が受けられれば、10日もすればほとんどおさまります。いずれのヘルペスも、皮膚に症状が出ていないときには人に感染しません。ですが、発生した水疱に免疫のない人(特に小児)が触れると、感染する恐れがあります。その他衰弱して免疫が弱った人には感染し易いので、注意を要します。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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常勤: 新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務 -
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