664.ヘルペスによる眼疾患

 

みなさんこんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
今回のテーマは、「ヘルペスによる眼疾患」です。

 

ヘルペスとは、ヘルペスウイルスが原因で起こる感染症です。ギリシャ語で「這う」という意味が語源と言われています。ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節に潜伏し続けます。ほとんどの人が子供の頃に感染していますが約9割の人は症状が出ません。しかし、発熱や疲労、発熱など免疫力が落ちることで発症することがあります。ヘルペスウイルスには8種類ありますが、一般的にヘルペスとしてよく知られている「単純ヘルペスウイルス」と「水痘・帯状疱疹ウイルス」による眼疾患についてご紹介します。

 

(1) 単純ヘルペスウイルスによる眼疾患
・単純ヘルペス眼瞼炎
 ピリピリとした痛み、赤み伴う数個の小さい水疱が眼瞼にできます。目の充血をおこして結膜炎や角膜炎を合併することもあります。

・角膜ヘルペス
 涙が出る、まぶしい、コロコロする、見えにくい、充血するなどの症状がみられます。角膜ヘルペスには上皮型と実質型があります。
上皮型は、角膜の最も外側の上皮層でウイルスが増え、樹木の枝のように見えるのが特徴です。そのため、「樹枝状角膜炎」と呼ばれます。
実質型は、角膜の中心層である実質層でウイルスに対する免疫反応が起こり、炎症が起こります。実質層の角膜が丸く腫れ、濁ってきます。「円板上角膜炎」と呼ばれます。

 

(2)水痘・帯状疱疹ウイルスによる眼疾患
・眼部帯状疱疹
 三叉神経という知覚神経の第1枝領域に発症し、痛み、赤みを伴う多数の小さい水疱が眼瞼や頭、額にできます。顔の左右どちらか一方にできるのが特徴です。眼にも症状が出ることがあり、結膜が充血し、ひどい場合には角膜炎やぶどう膜炎を起こします。

 

(治療法)
 ヘルペスウイルスが原因の眼疾患は基本的に薬での治療を行います。抗ウイルス剤の眼軟膏を使用し、ウイルスの増殖を防ぎます。また、必要に応じて二次感染を防ぐためにステロイド剤の点眼薬を併用する場合もあります。
 一度治っても体調が良くない時に再発することがあるため、バランスの良い食事、充分な睡眠など日頃から体調管理を怠らないことが大切です。

 

•一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
•無断での記事転載はご遠慮ください。
•本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

池袋サンシャイン通り眼科診療所の
全ての医師の経歴はこちら

診療時間

診療時間

受付終了時刻
平日・土曜19:30
日曜・祝日18:30
休日(土曜/日曜/祝日)も診療する一般眼科です。
休診日…12/31、1/1、1/2、1/3

夜間受付のご案内

診療予約

お電話かWEBにて受け付けており、初めての方でもご予約できます。
※予約なしでも受診できます。
※土曜、日曜、祝日もご予約できます。
※前日から当日にご予約の方は、検査や処置ができないことがあります。

※当日のWEB予約に関しましては、
・11:00~14:30のご予約…11:00まで受付
・15:00~16:00のご予約…15:00まで受付
・16:30~17:30のご予約…16:30まで受付
・18:00~19:00のご予約…18:00まで受付
となります。

▼電話予約

03-3981-6363

▼一般眼科診療

▼専門治療

●WEB予約方法

アクセス

03-3981-6363
池袋駅東口徒歩1分。
JR池袋駅東口を出てすぐの大通り(明治通り)を渡り、三菱東京UFJ銀行の右側の角を曲がっていただきますと「ビック池袋東口ビル(旧アイケアビル)」の入り口がございます。入口は休日(土曜/日曜/祝日)も開いております。 中に入ると奥にエレベーターがありますので、5階へお越しください。

当院紹介

池袋サンシャイン通り眼科診療所の特色と、外来について

コンタクトデビューに親切な池袋の眼科です

学校の目の検査で異常があったら当院で診察できます