481.流行性角結膜炎とはどんな症状?
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
暖かくなり、過ごしやすい季節となりましたね。
 今週のテーマは「流行性角結膜炎とはどんな症状?」です。
◎流行性角結膜炎とは
 アデノウイルス(8型、4型、37型、19型)によって起こる、
 大変感染力の強い結膜炎です。流行り目とも言われています。
 
◎症状
 感染してから約1週間後に、まぶたの裏側のブツブツや充血、まぶたの腫れ、目やに、流涙、風邪などの症状が激しくあらわれます。これらは片目から発症することが多いです。
 症状が重くなると、耳前リンパ節が腫れることもあります。
 充血や目やに、流涙は約1~2週間で治まりますが、その頃に、角膜に小さな点状の星や、結膜の表面に白い炎症性の膜(偽膜)が出てきます。
 この時に治療をやめると、角膜が濁り視力が落ちてきますので、医師がいいというまで
 点眼などの治療を続けましょう。
◎注意すること
 ・タオルや洗面器は別にしましょう。
 ・手指などは水道水を出しっぱなしにして、石鹸でよく洗い70%消毒アルコールで消毒するとよいでしょう。
 ・タオル、ハンカチ、下着などはできるだけ煮沸し、乾燥させましょう。
 ・人の使っている目薬を使ったり、うっかりその辺の物をさわったり、手で目をこすったり、顔にふれたりしないようにしましょう。
 ・入浴や洗髪は、症状がおさまるまでひかえ、シャワー程度にとどめ、どうしても入浴しなければならない場合は、あまり温まらずに家族の中で最後に入り、その湯は洗濯などに使わず流しましょう。
 ・涙や目やになどを拭いた綿あるいはティッシュは、ビニール袋にまとめて捨てましょう。
 ・次々に感染する危険がありますので、保育園、学校、職場は休む必要があります。治ったように見えても、医師の許可が出るまで、しばらくの間は他人に接したり、友人や親戚などへ遊びに行ったり招いたりするのはやめましょう。なお、普段から汚れた手で、目をこすったりする習慣はやめましょう。
 ・アルコールで消毒しましょう。
 
 ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。 
 ●無断での記事転載はご遠慮ください。 
 ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも
 当てはまりません。
 ※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
  
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        院長: 堀 好子 
 (日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会 経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒 
 平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長 
 平成5年 岩手医科大学眼科助手
 平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
 平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
 平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
 平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任 主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai) 
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        常勤: 新川 恭浩 
 (日本眼科学会認定 眼科専門医)所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会 経歴 平成13年 熊本大学医学部 卒 
 平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
 平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
 平成20年 高松赤十字病院 勤務
 平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
 平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務
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