333.抗VEGF療法って何?
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
ゴールデンウィークも終わり、梅雨の季節が近づいてきました。
去年は洗濯物がたまってしまったので、今年はうまく洗濯をしたいです。
今回のテーマは「抗VEGF療法って何?」です。
VEGFとは「血管内皮増殖因子」といって、加齢黄斑変性の症状を悪化させる最大の要因となる物質です。
すでにある血管から枝分かれし、新たな血管を形成します(新生血管)。
この血管は細くもろいため、すぐにやぶれて出血やむくみを起こします。これを滲出型加齢黄斑変性といい、
抗VEGF抗体療法の適応となります。
抗VEGF抗体療法とは、このVEGFに対する抗体を目の中に注射することで、新生血管の増殖や成長を抑える治療法です。
<治療の流れ>
①治療する3日前から、抗菌点眼薬を使用
②注射前に眼球やその周りの皮膚を消毒後、麻酔をして目に薬を注射
③4週または6週ごとに主に3回注射
④注射後も抗菌点眼薬を3日間使用
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
-
院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
視覚障害者認定医
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
-
初めての方でもご予約できます。