227.色覚検査について

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。

春とはいえまだまだ冷え込む日も少なくありませんが、昼夜の温度差があるときは風邪を引きやすいのでお体に気をつけてください。

 

今回のテーマは『色覚検査について』です。

色覚異常を検出するため、臨床的に行われている色覚検査には次のようなものがあります。

 

1.仮性同色表

最近では「色覚検査表」と呼ばれることが多いようです。代表的な表は「石原式色覚検査」といい、世界的に広く用いられます。色覚異常の方には分かりにくい色の組み合せが使われ、主に数字が書かれています。分かりにくい2色をA、Bとしますと、例えばAの色で背景を、Bの色で数字を書くと区別がつきません。A=Bに見えていれば数字が読めませんが、AとBが違って見える人には数字は読めるということになります。この原理を使っていろいろな色の組み合せでいろいろな数字を書いた表が何枚か組になって構成されています。色覚異常の場合には見えないけれど正常の場合には見えたり、逆に色覚異常の場合のみ見えたりするように作られています。検査が簡単で軽度の色覚異常の場合でも検出されます。仮性同色表では色覚異常の有無はわかりますが、その程度までは判定できません。

仮性同色表には、石原表、石原・大熊表、東京医大表(TMC表)、標準色覚検査表などの種類があります。当院では石原表を用いています。

 

2色相配列検査

少しずつ色の違ったいくつかの色票をばらばらの状態から、順々に並べてもらう検査です。全部で85色を使った検査(100 hue test)もありますが、よく行われる検査は16色を使ったパネルD-15テストです。基準の色票が一つ固定されており、 その次から残りの15色を、基準となる色に近いと思うものから順に並べていく検査です。色覚異常の程度を把握するのに適していて、生活上の実際的な問題(色誤認を起こしやすいか否か)とよく相関した結果が得られます。正常と異常とを区別する検査ではなく、異常の程度を知る検査として大変重要視されています。

 

3アノマロスコープ

色覚異常を正確に診断するための重要な検査で、色光(しきこう)の色合わせによって判定します。赤い光と緑の光を混ぜると黄色く見えますが、もともとの黄色い光と、この混ぜて作った黄色と光の混合割合や黄色の強さなどを加減して比較していきます。数ある色覚異常の検査の中で唯一診断ができる検査ですが、機器が非常に高価であることと、取り扱いも難しいため、この検査ができる施設は限られています。

 

当院では仮性同色表を使用した石原式色覚検査と新色覚検査、また色相配列検査(パネルD-15)の検査が可能です。ご希望の方はお気軽にご連絡ください。

 

 

 

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