89.鉄道眼振について

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
夏も近づき、ジメジメした毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「鉄道眼振」についてです。

病的な眼振
眼球が痙攣する代表的なものに眼球震盪症というものがあり、眼振と省略して呼ばれることもあります。 動かすつもりはないのに、勝手に眼球が左右または上下に揺れたり、回転するように動くなどの症状があります。 他人から見ても黒目の部分が震えているように見えます。
たいてい先天性のものが多く、弱視などを伴うことも多いですが、人によって程度が異なります。
後天的なものもあり、その場合はめまいを伴うことが多いようです。
内耳障害や、身体をコントーロールしている中枢神経や身体のバランスをとるための平衡神経の病気によって眼振が引き起こされると言われています。 これら病的な眼振の治療は、先天的なものは薬や手術などによって痙攣を抑えたり、軽減するようにします。
後天的なものは、原因となっている大元の病気の治療を行います。 

生理的な眼振
眼球が痙攣する眼振には、生理的なものもあります。
電車の中で、車窓から外を眺めている人の眼を見るとわかります。
走っている電車から外を見ている人の目を見ると、右左に揺れています。これを鉄道眼振といいます。
眼の前を、次から次へと通過していく建物などを無意識に追いかけて見ていると小刻みに痙攣しているように動き出します。
これは、正常の人に起こる反応です。動くものを追いかける眼球の動きと、次に視界に入ってくるものを捉えようとする反対側への動きが交互に反復して起こる生理現象です。

また、極度の緊張状態のときにも発生することがあります。 いわゆる「目が泳いでいる」状態で、緊張状態が解けることにより眼振も収まります。

●視運動性眼振検査
電車の進行と同方向の急速相と反対方向の緩徐相をもち、同じように視運動性刺激により現れる眼振を視運動性眼振といい、水平視運動性眼振では橋部脳幹が、垂直視運動性眼振では中脳が、その発現に関係しています。
この刺激をきちんとした間隔とスピードで出す装置ができており、これによって視運動性眼振が正しく出現するかを調べます。
脳幹や小脳に障害があると、この反応が異常になります。



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すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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