47.網膜色素変性症

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
朝晩が涼しくなって、秋の訪れを一段と感じるようになりました。

今回のテーマは、網膜色素変性症です。

 

<網膜色素変性症とは>
網膜色素変性症とは、眼の中の光を感じる組織である網膜に異常な色素が沈着し、光の明るさを感知する細胞が障害を受ける病気です。

 

<症状>
暗いところが見えにくくなる(夜盲)、視野が欠ける、視力低下などが挙げられます。

 

<原因と症状の進行>
この病気は、人口3,000~8,000人に一人の割合で起こると言われています。遺伝性による発病例が多いのですが、遺伝ではなく突然発病する場合もあります。
症状の進行はゆるやかですが、個人差がみられます。

 

<検査方法 >
●視力検査
●眼底検査・・・眼底にある網膜の状態をくわしく調べるために行います。検査の前に目薬をさして瞳孔を開き、
検眼鏡を通じて主に視神経や網膜を観察する検査です
●蛍光眼底検査・・・蛍光剤を血管内に送り込み、眼底の血流状態を写し出す事が出来るため、上記の眼底検査よりも精密な眼底写真を撮る事が出来ます
●視野検査・・・視野がどのぐらい欠けているかを調べる検査です。病気の進行レベルを把握するうえで重要な検査となります。
●暗順応検査・・・夜盲の程度を調べる検査です。
●網膜電図・・・網膜が光を受けたときに発生する電位〈でんい〉を調べる検査です。

 

<治療>
この病気は遺伝子が関係していることが多く進行性のため、残念ながら根本的な治療法がありません。
したがって現在のところ病気の進行を遅らせることが、最大の治療となります。進行を遅らせる方法として、
●強い光を避けること、屋外では普段からサングラスをかける
●ビタミンA・循環改善薬の服用 などが挙げられます。

 

<予後>
網膜色素変性症の症状、進行には個人差があるので長い目で診察を受けていただき、経過をみる必要があります。

  • 上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。

  • ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
    ●無断での記事転載はご遠慮ください。
    ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
    ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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