38.白内障

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
夏空が眩しく感じられる季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今週のテーマは【白内障】です。


白内障とは水晶体(レンズ)が濁る病気が白内障です。
正常な水晶体は透明で、光をよく通します。
しかし、さまざまな原因で水晶体の中身のたんぱく質が変性して、濁ってくることがあります。これが「白内障」です。
水晶体が濁ると、光がうまく通過できなくなったり、光が乱反射して網膜に鮮明な像が結べなくなり、視力が低下します。
 

種類
先天性白内障・・生まれたときから水晶体が濁っているタイプ。
加齢性白内障・・年を重ねるに従って水晶体が濁っていくタイプ。白内障の90%を占める。
併発白内障・・ほかの目の病気に伴って発症するタイプ。
糖尿病性白内障・・高血糖により、ソルビトールという物質が水晶体に蓄積して濁ってしまうタイプ。
皮膚病性白内障・・皮膚病に白内障を合併するタイプ。
薬による白内障・・ステロイド剤を長期間使い続けることにより水晶体の混濁を招くタイプ。
外傷性白内障・・眼球に強い外傷を受けることにより生じるタイプ。

 

症状
目の中のレンズが濁ることにより、視力が低下して以下のような症状がでます。
●かすんで見える
●明るいところへ出ると眩しく見にくい
●どんなに調整しても眼鏡があわない
●ぼやけて二重・三重に見える
(*濁りの程度や性状により、症状には個人差があります )
白内障だけでは痛みや異物感・充血などがでることはありません。

 

原因
白内障は水晶体内のαクリスタリン蛋白変性に伴う不溶性蛋白増加によりおこるとされています。
白内障はさまざまな原因で起こりますが、最も多いのは加齢によるものであり、これを「加齢性白内障」と呼んでいます。
目の外傷、アトピー性皮膚炎、糖尿病、栄養失調などでは若いうちからの発症が多いことが知られています。その他にも遺伝、紫外線、放射線や赤外線照射、ステロイド剤・抗精神病薬などの副作用、ブドウ膜炎などの目の病気よる続発性白内障、網膜剥離や硝子体手術、緑内障手術のあとなどにも進行しやすい傾向があります。生まれつきに水晶体の濁りのある先天性白内障の場合もあります。

 

治療方法
白内障が軽度で、あまり視力に影響のない場合は点眼薬や内服薬による進行予防をおこないます。
いったん白内障が進行して水晶体が混濁すると薬などで元の透明性を回復することはできません。
したがって、白内障が進行した場合は手術以外に視力を回復する手段はありません。

 

手術方法
白内障手術は、にごった水晶体を取り除き、人工の水晶体である眼内レンズを移植する手術を行います。
網膜や視神経、角膜などの他の部分に問題がなければ、視力の回復が期待できます。
手術は局所麻酔で、通常の場合は手術は10~15分程度です。
(当院では手術は行っておりませんが、診察の上他院を紹介いたします。)

 

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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