37.網膜格子状変性

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
7月に入り夏も本番ですが、いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「網膜格子状変性(もうまくこうしじょうへんせい)」です。

 

<網膜格子状変性とは>
網膜格子状変性とは、網膜の周辺部に薄い部分が出来る病気です。
これが格子戸に似た形に見えるので網膜格子状変性といいます。
裂孔原性網膜剥離の30%~70%は網膜格子状変性から発生するといわれ、網膜格子状変性は全人口の約6%に認められると言われており、また、生じる場所としては、眼底の中で上耳側の赤道部と言われている部分のやや前方にできることが多く、約50%は両眼に生じるといわれています。
子供の頃からありますが、10才になって格子状の形を示すようになり、その後もゆっくりと進行するといわれます。
大人になってから新しい場所にできることはまずありません。

 

<原因>
原因には体質が関係していて、常染色体優性遺伝といわれ、かなり強い近視のある人やどちらかの眼に網膜剥離が起こったことのある人、飛蚊症や光視症のある人などに起こりやすいといわれています。

 

<検査>
症状を詳しく聞いた後、視力や視野検査、目の精密検査が行われますが、最も重要な検査は眼底検査です。
眼底検査とは、散瞳薬を使って瞳孔を広げ、検眼鏡を使って瞳孔から眼球の奥の網膜の状態を調べます。

 

<治療>
眼底検査の結果、網膜が薄くなっているだけでなく、穴が開いている場合は、網膜剥離の原因となることがあるのでレーザー治療をします。穴が開いていない場合でも、片方の目が網膜剥離になったことがある場合には、網膜の薄くなったところを囲むようにレーザー治療をします。格子状変性の部分をレーザーで凝固したり(光凝固)、凍らせたり(冷凍凝固)して、破壊します。

  • 上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。

  • ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
    ●無断での記事転載はご遠慮ください。
    ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
    ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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