21.網膜剥離・網膜裂孔

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
さくらの花も開花し始めた今日この頃いかがお過ごしですか?
まだ不安定な天候が続くようですのでお体には充分お気をつけ下さい。
さて、今週のテーマは「網膜剥離・網膜裂孔」についてです。

 

網膜剥離とは、何らかの原因で網膜が網膜色素上皮から剥がれてしまう状態のことで、また網膜に裂け目(網膜裂孔)を伴う裂孔原性網膜剥離があります。

 

<主な症状>
主な症状は、飛蚊(ひぶん)症、光視症、視野欠損、視力低下で、このような症状が続く時や、目が打撃を受けた場合は速やかに検査を受けましょう。
飛蚊症は、背景のすっきりした明るい所で片眼を手で隠して調べると、目の前に黒っぽいゴミのようなものがちらついて見える状態です。眼を閉じると光がピカピカして見えるのが光視症です。網膜が剥離すると像を感知しなくなるので、それに対応した視野が剥離の起きている位置の逆の方向から欠損していきます。網膜の中心部分の黄斑(おうはん)に及ぶと(黄斑剥離)急激に視力が低下してきます。
40歳以上の人の加齢変化、強度近視の網膜硝子体変化、白内障など眼球内部に至る目の手術や、眼球に打撃が加わると起こりやすいので、自覚症状現れたらすぐに眼科を受診しましょう。


<主な自覚症状>
網膜剥離の前駆症状として飛蚊症(小さなゴミのようなものが見える症状)や光視症(視界の中に閃光のようなものが見える症状)を自覚することがありますが、無症状のこともあります。病状が進んでくると視野欠損(カーテンをかぶせられたように見えにくくなる症状や視力低下が起きます。網膜には痛覚がないので、痛みはありません。


<主な治療法>
網膜裂孔だけであれば、レーザー治療で網膜剥離への進行が抑えられることもあります。すでに網膜剥離が発生してしまった場合、多くは手術が必要となります。手術は大きく分けて2つの方法があります。
ひとつは眼の外から網膜裂孔に相当する部分にあて物をあてて、さらに孔の周りに熱凝固や冷凍凝固を行って剥離した網膜を剥がれにくくし、必要があれば網膜の下に溜まった水を抜くというやり方です。剥がれた網膜を目の中から押さえつけるために、眼内に空気や特殊なガスを注入することがあり、この場合は手術後にうつぶせ安静が必要です。
もうひとつの方法は、眼の中に細い手術器具を入れ、眼の中から網膜剥離を治療する硝子体手術という方法です。この方法では、剥がれた網膜を押さえるために、ほぼ全例で眼の中に空気や特殊なガスを入れます。

 

●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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