12.注意すべきものもらい

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
今週のテーマは「ものもらい」についてです。

ものもらいとは「麦粒腫」と「霰粒腫」という2種類の病気を合わせた俗称であり、原因、症状ともそれぞれ違います。「ものもらい」と言われますが、はやり目のように、人から人にうつることはありません。
 地方によって呼び方に違いがあり、関東地方では「ものもらい」関西方面では「めばちこ」その他の地方では「めばち」、「めいぼ」「めっぱ」など色々な呼び方をされています。そのほかに、ごくまれではありますが、まぶたの腫瘍もあります。症状が長く続くようならば、放っておかないで眼科での受診をおすすめします。


麦粒腫とは
〔原因〕
麦粒腫と呼ばれるものもらいは、まつ毛の根本にある汗の分泌腺があり、その小さな穴から細菌が入り込んで炎症を起こした状態です。
〔症状〕
初めはまぶたに局所的な赤みが出現し、しばしば軽度の痛みや痒みを伴います。
炎症が強くなってくると赤み、腫れ、痛みが強くなります。膿が出てしまえば、その後症状は回復に向かいます。
〔治療法〕
一般的には、化膿と炎症をおさえるために抗生物質の点眼液や軟膏が処方されます。
普通は1週間くらいで治りますが、治療をしても治らない場合は切開して膿を出す必要があります。

 

霰粒腫とは
〔原因〕
まぶたの縁にあるマイボーム腺と呼ばれる脂肪の分泌腺がつまってしまい、脂肪のかたまりができてしまうことを霰粒腫といいます。
体調が悪くなるとマイボーム腺がつまりやすくなる場合もありますし、目のまわりに細菌がついていて不潔な状態にしたままでもマイボーム腺が閉塞する可能性があります。
〔症状〕
症状は眼瞼の腫れや異物感です。典型例では痛みも赤みもなく、眼瞼にコロコロとしたできもの(腫瘤)を触れます。炎症を伴った場合は麦粒腫と似た症状が出ることがあり、これを急性霰粒腫と呼びます。
〔治療法〕

 


治療法は3通りあります。
1 点眼・軟膏・内服剤などを使用し様子を見る。
2 副腎皮質ホルモン(ステロイド)の注射をして吸収させる。
  小さいものはステロイド薬の局所注射などで消失することがあります。
3 手術で中身を出してしまう。
  局所麻酔の注射をまぶたにして、まぶたの裏側、あるいは外側から切開します。
  根治したい人にはお勧めです。
(注射・切開をご希望の際は先に一度受診をして下さい。)

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