6.糖尿病と眼について

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
寒さが厳しくなってきましたね。体調管理をしっかりしましょう。

今週は「糖尿病と眼」についてです。
*「糖尿病」とは*
 糖尿病とは体内でインスリンを作れなくなったり、体内で作られたインスリンをうまく使えなくなったりする代謝異常の総称です。
糖尿病にかかると血液に糖分を多く含み、粘性が高くなるため、毛細血管をつまらせて血管壁に負担をかけます。
 自覚症状に乏しく、重篤な合併症を引き起こす特徴があります。
糖尿病による合併症には、神経症、腎症そして網膜症が代表的な合併症ですがその他にも心筋梗塞、脳梗塞、狭心症等があります。
*「糖尿病性網膜症」とは*
 糖尿病性網膜症は、網膜の状態などから進行の段階が3つに分けられます。
○単純網膜症(第1段階)は、網膜の毛細血管がもろくなり、毛細血管瘤、あるいは点状出血が認められます。
○前増殖網膜症(第2段階)は、血管が詰まることでできる軟性白斑や、血管が詰まり、酸素欠乏になった部分がみられます。〇増殖網膜症(第3段階)は、前増殖網膜症から進行した状態です。虚血部分に酸素や栄養分を送ろうと、新生血管が伸びてくる段階です。
  新生血管は大変弱く硝子体出血が引き起こされます。 場合によっては、失明に至ることがあります。

 

<主な原因>
 糖尿病の患者様の血液は、糖が多く固まりやすい状態になっているため、網膜の毛細血管を詰まらせ、血管の壁に負担がかかり、網膜に酸素や栄養素が不足し、眼底出血や硝子体出血を引き起こすことがあります。
これが糖尿病性網膜症の主な原因となります。

 

<主な症状>
 第一、第二段階では自覚症状はなく、第三段階になると視力が極端に低下したり、黒いものがちらついたり、ものがぶれて見えたりします。

 

<主な検査方法>
 視力検査・眼底検査・視野検査・蛍光眼底造影検査などを行います。
特に蛍光眼底造影検査は、造影剤を注射して眼底の血管をより詳しく調べることができます。
 ※蛍光眼底造影検査は新宿東口眼科医院にて行っております。

 

<治療方法>
 単純網膜症は内科的治療で血糖コントロールを行います。
前増殖網膜症、増殖網膜症は網膜にレーザーを照射して、新生血管の発生を防ぎ、網膜症の進行を阻止します。出血や白斑も治療できます。
 硝子体出血、網膜剥離などをきたした増殖網膜症に対しては出血混濁の除去、剥離した網膜をもとの位置に戻すなどを目的に、硝子体手術を行う場合もあります。

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