3.網膜静脈閉塞症について

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
徐々に涼しくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。
今月は「網膜静脈閉塞症」についてです。

「網膜静脈閉塞症」とは、網膜の静脈(血管)が詰まり血液が流れなくなる病気を言います。高血圧や血管自体の炎症、糖尿病などの血液の粘性が増す病気がある場合にも、発症しやすくなります。静脈閉塞が起きた場所によって、病状は異なります。

網膜静脈分枝閉塞症
視神経乳頭から4方向に大きく枝分かれしている静脈のうちのいずれかに閉塞が起こります。出血や腫れが中心部に及んでくると、視力も低下します。糖尿病とならんで、眼底出血を起こす代表的な病気です。
網膜中心静脈閉塞症
血圧の急激な変動や、あるいは血管そのものの炎症によって静脈の根元が閉塞し、浮腫や出血が起こります。影響は網膜全体に及ぶため、視力が障害されます。合併症としては重度の視力低下のほか、眼内出血、緑内障があり、失明に至ることもあります。

<検査方法>
当院では眼底検査を行います。目薬をさして瞳孔を開き、検眼鏡を通じて主に視神経や網膜を観察する検査です。眼底疾患の有無を調べることが出来ます。

また場合により、造影剤を用いた蛍光眼底造影検査(新宿東口眼科医院にて検査可能)でより詳しい検査を行います。

<治療方法>
発症直後の「急性期」と「慢性期」とで治療方法が異なります。
急性期 
血流循環改善薬などの内服治療が行われます。
眼底出血や浮腫、血管新生緑内障を予防するため、レーザー治療を行うこともあります。
治療開始が遅れると、視力が回復しにくく、合併症が起きやすくなりますので、発症直後はできるだけ早く治療を開始することが大切です。
慢性期
合併症の予防が主な治療となります。
蛍光眼底造影検査(新宿東口眼科医院にて検査可能)で、新生血管が発生しそうなところ(無血管野)や長引いた浮腫を早めに見つけ、早めに凝固していきます。
同時に、静脈閉塞が起きる最初の原因となった病気(主に高血圧)を治療し、再発を防ぐことも重要です。

網膜静脈閉塞症では、発症時の眼底出血や網膜浮腫が視覚に影響を及ぼすほか、発症後3カ月から1年以上も経ち、症状が落ち着いた慢性期になってから、硝子体出血や血管新生緑内障、網膜剥離などの合併症が起きることもあります。

定期的に医師の検診を受けるようにしましょう。

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