多焦点レンズ・選定療養について

多焦点眼内レンズとは

これまでの白内障手術で使用されていた眼内レンズは「単焦点眼内レンズ」といい、一つの距離にピントを合わせるレンズです。術後の水晶体にはピント調節の機能が無いため、逆に言えば合わせた距離以外のところは眼鏡を使いピント調整をする必要があります。
対して「多焦点眼内レンズ」では複数の距離にピントが合うようになっています。眼鏡のかけはずしがほぼ不要になる一方で、複数の個所に光が分散するため、単焦点レンズに比べて見え方のシャープさ・質がやや劣ります。また、暗いところで光を見ると、光の輪(ハロー)やぎらつき(グレア)を感じることもあり、見え方に慣れるまでには時間がかかるとされています。

新宿東口眼科医院でお取り扱いのある多焦点眼内レンズは以下の通りです。 また、多焦点眼内レンズを使用する白内障手術受ける場合は、選定療養費として通常の診療費とは別に以下の金額をご負担いただきます。

テクニスシンフォニー

テクニスシンフォニー

メーカー タイプ 金額(片眼)
AMO 焦点拡張型 ¥220,000

2017年に発売された焦点深度拡張型の多焦点眼内レンズです。焦点深度が深くなるような構造のため、50cm~1mほどの中間距離のピントが合いやすいことが特徴で、日常的な見え方の質に関しては単焦点眼内レンズのようなコントラスト感度が期待できるとされています。一方で手元~30cmの距離はピントがやや甘いため、眼鏡が必要になる場合があります。

テクニスマルチフォーカル

テクニスマルチフォーカル

メーカー タイプ 金額(片眼)
AMO 回折型
2焦点
¥220,000

術後の眼鏡やコンタクトレンズへの依存度を低減し快適に生活できるように開発されたレンズです。加入度数が+2.75D/+3.25D/+4.0Dの3種類あり、手元のピントを合わせる距離を患者様のライフスタイルによって選ぶことが可能です。レンズの着色が薄く、コントラスト感度の低下が少ないとされています。

パンオプティクス

パンオプティクス

メーカー タイプ 金額(片眼)
アルコン 回折型
3焦点
¥330,000

日本国内初承認の3焦点眼内レンズで、遠方(5m以遠)・中間(60cm)・近方(40cm)の3点での見え方に優れています。88%の光透過率があり、すべての距離において鮮明で質の高い見え方が得られます。9割以上の方で眼鏡が不要になったという調査結果もあり、高い満足度を得ているレンズです。

※多焦点眼内レンズをご希望の方でも、その他の眼疾患の有無や職業によっては適応にならない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

選定療養とは

本来保険適用外になる治療を、社会保険に加入している患者様が追加の費用(選定療養費)を支払うことで、保険診療と組み合わせて受けることが出来るという医療サービスです。

これまで多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は保険がきかない自費診療でした。
一部の例外を混合診療(保険診療と自費診療の併用)は認められていないため、自費診療である多焦点眼内レンズを選択すると、保険診療の対象である手術自体の費用も含めて全額患者様の自費負担(先進医療特約保険に入られていた方を除く)となっていました。

しかし、2020年4月より、多焦点眼内レンズを使用する白内障手術が選定療養の対象となりました。これにより患者様は多焦点眼内レンズに係る費用のみを追加の費用として自費で負担・手術自体の費用は保険適応で負担することになり、従来全額自己負担であった費用を軽減した形で手術を受けることが出来るようになりました。

選定療養

新宿東口眼科医院は多焦点眼内レンズの白内障手術を行う医療機関として届け出をしております。また、対象となる患者様には、診察時に詳細なご説明をさせていただきます。

白内障治療担当医師

  • 新川医師
  • 常勤: 新川 恭浩
    (日本眼科学会認定 眼科専門医)

    所属学会:日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会

    眼科PDT認定医(PDT認定医とは認定医一覧)、身体障害者福祉法第15条に基づく指定医

    経歴

    平成13年 熊本大学医学部 卒

     

    平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
    平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
    平成20年 高松赤十字病院 勤務
    平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務

     

    平成26年10月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 勤務

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常勤医師

  • 堀医師
  • 院長: 堀 好子
    (日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)

    所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会

    視覚障害者認定医

    経歴

    昭和61年 岩手医科医学部 卒
    平成2年 岩手医科大学大学院 卒

    平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
    平成5年 岩手医科大学眼科助手
    平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
    平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
    平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
    平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務

     

    平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任

    主な論文

    The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)

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