網膜・硝子体
CONTENTS |
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代表的な網膜硝子体疾患の説明 |
網膜
①網膜剥離 ②網膜裂孔 ③糖尿病性網膜症 ④加齢黄斑変性症 ⑤黄斑円孔 ⑥黄斑上膜
⑦中心性網膜症 ⑧網膜中心静脈閉塞 ⑨網膜中心静脈分枝閉塞 ⑩網膜色素変性症 |
硝子体
⑪硝子体出血 ⑫硝子体混濁 ⑬星状硝子体症 ⑭閃光性融解 ⑮後部硝子体剥離 |
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| ①網膜剥離 |
| 目の内部を満たす硝子体は通常はゼリー状です。しかし歳をとると硝子体は液状に変化して、ゼリー状の硝子体が眼球の動きに連動して移動するようになります。その際、硝子体に網膜が引っ張られると、裂け目(裂孔)ができる事があります。裂け目から水が入ると網膜がはがれ、網膜剥離となります。最悪の場合は失明に至ります。裂け目ができた状態では飛蚊症を生じる事があります。
網膜がはがれると視野が狭くなり、剥離が網膜の中心部(黄斑部)に及ぶと急激に視力が低下します。 |
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| ②網膜裂孔 |
| 網膜の萎縮変性している部分を硝子体が牽引して生じる『網膜裂孔』、網膜が萎縮変性して生じる『網膜円孔』があります。硝子体が網膜も引っ張る際の刺激が、視覚信号(光)として認識されるため、飛蚊症を自覚することがあります。網膜円孔や網膜裂孔は網膜剥離に進行することがあるので、できるだけ早く診察を受けることが大切です。 |
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| ③糖尿病性網膜症 |
| 糖尿病の合併症の一つです。糖尿病にかかると血液に糖分を多く含み、粘性が高くなるため、毛細血管をつまらせて血管壁に負担をかけます。そのため網膜に酸素や栄養が不足して、眼底出血や硝子体出血などの症状を示す網膜症となります。進行すれば、網膜剥離をおこして失明に至るケースがあります。 |
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| ④加齢黄斑変性症 |
網膜の中心にある黄斑部が老化して、老廃物が蓄積されると網膜の下に新生血管が生え、視細胞の破壊や出血により視力障害を起こします。症状としては、網膜の中心部が悪くなるので、「ものがゆがんで見える」「見ているものの中心が欠けて見える」「ものがはっきり見えない」等があります。
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| ⑤黄斑円孔 |
| 黄斑に接する硝子体が年齢の変化で変形し、網膜の中心部分の黄斑部を引っ張ることにより網膜に穴が開く病気です。症状としては中心部に穴が開くので、「見ているものの中心が欠けて見える」「ものがゆがんで見える」等があります。 |
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| ⑥黄斑上膜 |
網膜には黄斑と呼ばれる場所があります。その表面に膜が張った状態が黄斑上膜です。加齢によるものが多く、眼の中の大部分を占める硝子体に変性が起こり、硝子体が網膜から離れていく時に黄斑に残ってしまうことがあります。それが厚くなり黄斑上膜になります。その他外傷・ブドウ膜炎など眼の中の炎症が原因となる場合があります。自覚症状がないこともありますが、黄斑に張った膜の厚み、収縮具合によりゆがんで見えたえり見えづらくなることがあります。
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| ⑦中心性網膜症 |
正式には「中心性証漿液性網脈絡膜症」といい、網膜の中心にある黄班部(視覚に最も大切な場所)にむくみが生じる病気です。30~50代の働き盛りの男性に多く、通常は片眼に発生します。軽い視力低下や、物が小さく見える小視症、ものが歪んで見える変視症、視野の中心が暗く見える中心暗点などがあります。黄斑付近の網膜に栄養分を供給する血管から血液中の水分がにじみ出て、この水分が黄斑付近に溜まることで発症します。原因は未だに不明ですが、ストレスが誘引になるといわれています。
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| ⑧網膜中心静脈閉塞 |
| 網膜中心静脈閉塞は、血圧の急激な変動や、あるいは血管そのものの炎症によって静脈の根元が閉塞してしまい、浮腫や出血を起こします。影響は網膜全体に及ぶため、視力が障害されます。合併症としては重度の視力低下のほか、眼内出血、緑内障があり、失明に至ることもあります。 |
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| ⑨網膜中心静脈分枝閉塞 |
| 分枝静脈閉塞症は、視神経乳頭から4方向に大きく枝分かれしている静脈のうちのいずれかに閉塞が起こります。出血や腫れが中心部に及んでくると、視力も低下します。糖尿病とならんで、眼底出血を起こす代表的な病気です。 |
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| ⑩網膜色素変性症 |
| 網膜色素変性症とは網膜に異常な色素沈着が起こる一連の病気のことです。網膜が壊れていくに従い、最初周辺が見えにくくなったり、暗いところが見えにくくなったりします。長い年数をかけて進行することもあり、視野が欠け、中心だけが見えるという場合もあります。 |
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| ⑪硝子体出血 |
硝子体出血とは、網膜の血管が破れ、網膜からの出血が硝子体にまでおよぶことです。通常出血の量は多いため、光が出血によって遮られ視力低下が起こります。出血の量が少量であれば、飛蚊症の症状が起こります。原因は様々ですが、糖尿病性網膜症、網膜中心静脈閉塞症、後部硝子体剥離、加齢黄斑変性によって起こります。眼の病気以外に糖尿病、高血圧から起こる事もあります。
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| ⑫硝子体混濁 |
硝子体混濁とは、何らかの原因で本来透明な硝子体に濁りが生じることです。飛蚊症や、視力障害となる場合もあります。原因は様々ですが、網膜剥離、ぶどう膜炎、毛様体炎、脈絡膜炎などで起こります。その他に硝子体出血や強度の近視、加齢などが原因の場合もあります。
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| ⑬星状硝子体症 |
星状硝子体症(アステロイドハイアローシス)は片眼性で非炎症性の変化であり、小さな球状の粒子が、正常な硝子体の中に蓄積する疾患です。視力低下はなく、それ自体はほぼ無害です。眼底疾患の治療で同時に除去する場合以外は、通常は手術で取ることはしません。この状態は、一般住民の約1%に存在し、高齢者に現れ、男性に多く発症します。通常この疾患の発生には家族性は見られません。そして、この疾患は糖尿病、高血圧、アテローム性動脈硬化症、痛風、および遠視に合併しています。
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| ⑭閃光性融解 |
硝子体内に小さな結晶が多数浮遊し、下方に沈殿します。硝子体への大出血後などの失明した眼に見ることが多いものです。この疾患は硝子体内の結晶が特徴ですが、その粒子はコレステロールです。硝子体線維に付着していないので、眼を動かすと下に沈みます。この状態は特にまれな状態で、重篤な疾患の眼に見られます。
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| ⑮後部硝子体剥離 |
目の内部を満たす硝子体は若い頃は、通常透明なゼリー状です。この硝子体が加齢とともに変質し、繊維状の物質や濁りなどが生じてゼリー状から液状へと変化します。このため硝子体の中で水の塊ができ、これが巨大化すると硝子体が後部の網膜との接触部分から離れます。これを後部硝子体剥離と言います。飛蚊症になることがあります。
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