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339.オーブスキャン

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。

7月に入り夏も本番になってまいりました。

しっかり水分をとり、体調管理にはお気をつけ下さい。

 

さて、今回のテーマは「オーブスキャンとは?」です。

 

《オーブスキャンとは》

オーブスキャンとは、角膜の専門的な治療のために行われる検査の一つで、
角膜の形状解析のことです。オーブスキャンでは、肉眼では見ることのできない角膜の形状をビデオカメラで撮影し、コンピュータ解析を行います。

 

《オーブスキャン検査の内容と方法》

光をよく切れるかみそりだと考えてみてください。その光のかみそりで角膜をうすく40枚の薄片にスライスして、そこで得られた映像をコンピューターで解析していきます。

 

測定は片眼ずつ行い、数秒間スリット状の光が左右にクロスします。
その間は目を動かさないようにがんばって器械の中の赤い光を見つめていてください。

オーブスキャンでは角膜表面だけでなく、角膜の裏側のカーブ曲率や凹凸の具合、
角膜の厚みなど角膜の形状を詳しく、多角的に解析し、カラーマップとして表示します。

 

《検査の目的と発見できる疾患》

この装置は角膜の形状が原因で起こる乱視の測定、
コンタクトレンズのフィッティングシュミレーションなどのために用いられます。
発見できる代表的な疾患には、円錐角膜などがあります。

  • 円錐角膜とは

角膜に起こる非炎症性変性疾患で、角膜が薄くなってしまい、前方へ円錐状に突出してくる進行性の病気です。

多くは両眼にあらわれ、初期の段階では診断がつきにくく乱視と診断されることもよくあります。
進行の度合いは人により様々で、数ヶ月の間に進行する場合、何年もかけて進行する場合もあります。
若年層の発症が多く、10代~20代が最も重くなり、その後は進行が少しずつ治まっていくケースが一般的です。

その確率は1000人に1人や2000人に1人とも言われています。
20歳前後ごろまで眼鏡あるいはソフトコンタクトレンズで矯正できた視力が矯正できなくなり、
受診して診断されることが多くあります。様々な研究がされていますが、原因は不明で、
一般的には遺伝性の病気ではないかと考えられています。また発症に性差(男性3:女性1)があるため、
ホルモンとの関連も推測されています。初期症状としては、まぶしさや光に過敏になるなど、
軽い変化が生じ、視力の低下や歪みを感じることがあります。病気が進行して、
角膜が突出してくると、濁りが生じて視力が著しく低下しまいます。

治療法としては点眼薬で角膜の炎症を抑える、コンタクトで視力を矯正する方法、
進行した場合は角膜移植という方法があります。当院では症状に応じてコンタクトレンズ治療を行い、
必要に応じて角膜移植施設に紹介させていただいております。
上記の原因・症状が見受けられる場合は、眼科を受診しましょう。

 

 

上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。 
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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