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OCT(光干渉断層計)


医療用具承認番号:219AHBZX00011000

OCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層計)とは?

OCT(Optical Coherence Topography:光干渉断層計/シラスHD-OCT400)とは、網膜(カメラで例えるとフィルムにあたる部分)の断層画像を撮影する検査です。
これは旧来型であるOCT2000やOCT3000を越えた最新機器であり、これまでのOCTよりも格段に進歩した測定機器となります。
いままでのOCTは「タイムドメイン」という測定原理を用いており、だいたい1分ほどかけて眼の断面図を少しずつ測定しデータをとっていくというやり方でした。

しかし新しく開発された「スペクトラルドメイン」という技術の発明により短時間(原理上は72倍以上)で大量のデータを測定できるようになり、5秒以下の速さで眼の断面図を一気に測定し、さらに断面のデータをとるだけでなく3Dの立体にして解析もできるようにもなりました。 
旧来型のタイムドメインでは検査に長い時間がかかるために、どうしても目の小さな動き(固視微動といいます)や顎台での顔のずれなどが少なからず結果に影響を与えてしまったり、また集められる情報の量にも限りがありました。
しかしスペクトラルドメインを用いることで、短時間でたくさんの情報を集めることが出来るようになり、患者様の負担も軽減され検査精度も向上しました。
このOCT検査により、診察だけでは分かりにくい網膜の状態が明らかになり、網膜の病気に対する治療方針の決定や、治療効果の判定に役立ちます。OCTを必要とする代表的な疾患としては、加齢黄斑変性黄斑上膜黄斑円孔などが挙げられます。これらの黄斑部疾患や網膜疾患を早期発見するためにもOCT検査は有効です

また視神経と網膜神経線維層の断層画像を撮影することもできるので、視野が欠ける(自覚)症状が現われる前に緑内障による網膜視神経線維層の欠損を捉えることができます。

OCTの撮影画像

網膜・黄斑部の断層画像

緑内障の検査では、眼の奥の視神経線維層の厚みを測ります。
正常の人と比べて「どれだけ薄いか」「どれだけ病気が進んでいるか」を解析し、数回に分けて検査を行う事で緑内障を判定することができます。
視野異常の検出に先立ち、視神経線維層の欠損が検出されることもあります。

検査ご希望の方はスタッフ、医師にお申し出ください。

OCT検査関連知識 黄斑について

黄斑とは網膜の中心にある直径1.5 mm~2mm程度の小さな部分の名称で、黄斑の中心は中心窩と呼ばれます。
黄斑にはキサントフィルという色素が豊富にあるために黄色をしています。

網膜は、外からの光が瞳(瞳孔)、レンズ(水晶体)や目の中央部(硝子体)を通り、網膜に当たり光を感じます。

カメラで例えるとフィルムに相当した部分ですが、カメラのフィルムと網膜では大きく異なることがあります。
カメラのフィルムはどの部分でもよく写りますが、網膜は場所によって見え方が違うためです。
網膜は中心(黄斑)では大変良い視力が得られますが、それ以外のところでは正常の目でも良い視力は得られません。
したがって、中心(黄斑)が障害されると、中心以外の網膜に異常がなくても視力が著しく低下し、運転免許を更新したり、字を読むことができなくなったりします。

この検査に関連する代表的な疾患

加齢黄斑変性症
網膜の中心にある黄斑部が老化して、老廃物が蓄積されると網膜の下に新生血管が生え、視細胞の破壊や出血により視力障害を起こします。症状としては、「ものがゆがんで見える」「見ているものの中心が欠けて見える」「ものがはっきり見えない」等があります。
黄斑円孔
黄斑に接する硝子体が年齢の変化で変形し、網膜の中心部分の黄斑部を引っ張ることにより網膜に穴が開く病気です。症状としては中心部に穴が開くので、「見ているものの中心が欠けて見える」「ものがゆがんで見える」等があります。
黄斑上膜
黄斑の表面に膜が張った状態が黄斑上膜です。加齢によるものが多く、硝子体に変性が起こり、硝子体が網膜から離れていく時に黄斑に残ってしまうことがあります。それが厚くなり黄斑上膜になります。その他外傷・ブドウ膜炎など眼の中の炎症が原因となる場合があります。自覚症状がないこともありますが、黄斑に張った膜の厚み、収縮具合により、ゆがんで見えたり 見えづらくなることがあります。
緑内障
緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその病因の一つと言われています。眼圧が上昇することで、視神経がダメージを受けます。
視神経障害が起きると、視神経乳頭陥凹という視神経のくぼみが現れ、眼底所見として観察できるようになります。
糖尿病性網膜症
糖尿病とは体内でインスリンを作れなくなったり、体内で作られたインスリンをうまく使えなくなったりする代謝異常の総称です。また、それはⅠ型、Ⅱ型に分類されます。
糖尿病性網膜症は、網膜の状態などから進行の段階が3つに分けられます。
単純網膜症から増殖前網膜症の段階ではほとんど自覚症状がないため、初期の段階で患者さん自身が眼の異常に気がつくことは困難です。
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視能訓練士 常勤1名・非常勤3名 / 看護師 常勤1名・非常勤1名

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