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メルマガ配信原稿

vol161. 瞼裂斑炎とは
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所でございます。
今年もあとわずかですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは、「瞼裂斑炎とは」です。

◆ 瞼裂斑とは http://www.ikec.jp/eyes56.html


長年のまばたきによって瞼の裏の刺激の蓄積で球結膜の皮の細胞が増殖し盛り上がり、茶色や黄色みがかります。その盛り上がった部分を瞼裂斑といいます。


◆瞼裂斑炎とは
上記瞼裂斑の部分が充血して赤くなり、ゴロゴロ感などの軽い違和感と少量の 目やにがでます。

◆瞼裂斑の原因
時計の文字盤で例えると、結膜の3時と9時にあたる部分は、風にあたったり紫外線があたったりして慢性的にストレスにさらされているので、この場所にできるのです。
長期のハードコンタクトレンズ使用や、太陽(紫外線)の刺激、潮風、加齢、体質などで発症します。このような刺激の蓄積で球結膜の皮の細胞が増殖し、やや盛り上がります。色素もでて茶色、黄色みがかります。中年を過ぎると目立つことが多くなってきます。体質の影響やコンタクトレンズの使用、戸外作業、結膜炎の罹患などで加速されます。

◆治療
主に瞼裂斑炎の治療には、ステロイド剤や非ステロイド性消炎剤の点眼が用いられます。
治療には抗菌薬として クラビット点眼液、タリビット点眼液・眼軟膏や、抗炎症薬としてフルメトロン点眼液が用いられる事が多いです。対策としては紫外線が影響していると言われています。紫外線カットの眼鏡や、帽子の着用をお勧めします。 

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
vol162. 夕焼け状眼底とは
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所でございます。
昨年末から寒い日が続いておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?本年も何卒よろしくお願いいたします。

さて今週のテーマは「夕焼け状眼底とは?」です。

夕焼け状眼底とは、非感染性のぶどう膜炎である「原田病」でみられる症状のひとつです。

原田病は全身の色素細胞(メラノサイト)が自己免疫作用によって攻撃・破壊される自己免疫疾患のひとつです。メラノサイトは眼のぶどう膜(虹彩・毛様体・脈絡膜)、皮膚、頭髪、髄膜、内耳などに豊富なため、原田病はぶどう膜や髄膜、内耳に炎症などの症状をもたらします。

夕焼け状眼底は、原田病の晩期・回復期に見られる症状で、脈絡膜のメラニン色素細胞が崩壊(脱色素)したために、脈絡膜の血管が透けて見え、眼底があたかも夕焼け空のように真っ赤に見える事から名づけられた症状名です。

「夕焼け状眼底」              



真っ赤な眼底写真をみるとびっくりしますが、原田病が晩期・回復期を迎えたことを示す症状のひとつであり、予後は比較的良好な場合が多く、炎症がなければ経過観察となるといわれています。

原田病は全身のメラニン色素を豊富に持つ細胞が侵されるため、晩期・回復期には脈絡膜に限らず、皮膚や頭髪などにも白斑や白髪といった症状が出ることもあります。


夕焼け状眼底と似た症状を示す病気に白子症があります。
白子症とは先天的にメラニン色素がないか、極端に少ない病気で、ぶどう膜の色素が先天的に少なければやはり真っ赤な眼底となります。眼の白子症の場合、羞明をともなう事が多く、黄班部が確立されていない場合、視力不良となります。
ただし、視力の低下や炎症などの症状がなければ、経過観察となる場合が多いようです。


●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
vol163. 細菌性結膜炎
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
新春とは申しながらまだ厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今週は細菌性結膜炎について説明させていただきます。

細菌性結膜炎とは
細菌性の結膜炎は、インフルエンザや肺炎などの病原菌に感染してしまい、目にも症状が出てしまうもので、目が充血したり、目やにが出たりといった症状がみられます。インフルエンザ菌や肺炎球菌などの細菌が原因で起こる病気で、小さいお子さんなど、体力が弱っている時に感染しやすく、風邪が流行る冬に発症することが多い病気です。

起炎菌について
結膜炎を引き起こす細菌には、インフルエンザ菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、淋菌などがあります。通常よくみられる細菌性結膜炎は乳幼児や学童期に多く、原因菌にはインフルエンザ菌が最も多いようです。肺炎球菌の場合は、インフルエンザ菌に比べて罹患年齢はやや高い傾向にあります。黄色ブドウ球菌による結膜炎は、高齢者の慢性細菌性結膜炎の代表的な病気です。淋菌が原因の場合は、淋菌が身体内に増殖している方との性交渉で感染することにより、目に症状が現れます。発症までの細菌の潜伏期間は数日〜1週間で、その日数が過ぎた頃に発症します。

細菌性結膜炎の診断
結膜炎は症状と眼の検査により診断します。眼の表面を拡大して見るスリットランプ(細隙灯)という機器を用いて眼を詳しく調べます。スリットランプを使うと、結膜の炎症や、角膜および眼の前方部分(前房)の感染の様子を観察できます。当院におけるスリットランプについての詳細は、以下のページをご覧下さい。
http://www.ikec.jp/suritto.new.html

細菌性結膜炎の治療
細菌性結膜炎には、病原菌に対しての抗生物質などの目薬を使います。そのため、治療には眼科を受診した上で病原菌を調べ、それに合った薬を処方してもらうことが必要です。感染性の結膜炎(細菌性、ウイルス性とも)は感染力が強いので、結膜炎にかかっている人は、眼を洗い、薬を塗った後には手をよく洗う必要があります。また、感染している眼に触れた後で感染していない眼に触れないように気をつけます。感染している眼をふいたタオルや布は、他のタオル類と別にしておかなくてはいけません。結膜炎にかかった場合は、かぜをひいたときと同じように学校や仕事を数日間休むようにします。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。


vol164. 雪焼けと目の関連性
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
お正月は、いかがお過ごしでしたか?
今回のテーマは「雪焼けと目の関連性」です。

紫外線の眼への影響
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/health-inf/info/ultraviolet.html
波長が280ナノメートル以下の光は眼球表面の角膜ですべて吸収されます。これにより長い波長の紫外線も、大半は角膜で吸収されますが、角膜を通過した紫外線のほとんどはレンズの役割を担う水晶体で吸収されます。残りの1〜2%が水晶体を通過して網膜まで到達します。白内障や網膜障害は、角膜障害とちがってすぐに症状が出ません。

雪眼とは
雪眼炎は俗に“ゆきめ”と呼ばれている紫外線によって起こる表層角膜炎,角膜上皮障害です。
紫外線の強い場所、たとえばスキー場、雪山登山でゴーグルやサングラスを使わずに過ごした場合に起こります。

原因
紫外線は波長によって目の中まで入り、白内障を起こしたり、網膜の中心部の炎症(黄斑変性症)が起きるひとつの要因になったりしますが、ふつうは目の表面、角膜で吸収されます。角膜は黒目と呼んでいる透明な膜のことですが、ここでは紫外線の約90%を吸収するため、外からの過剰な紫外線は角膜の細胞を障害します。原因は波長290nm 付近の紫外線です。

症状
症状が現れるのは、紫外線を吸収した6〜24時間後で、夜間に激烈な眼痛、羞明(しゅうめい)(まぶしい)、流涙(りゅうるい)(涙が流れる)といった症状が生じて、眼があけられなくなり、救急外来を訪れることが多くみられます。角膜の病変は主に表層角膜炎で、ひどくなると角膜びらんを生じますが、大部分は一晩で回復します。

検査と診断
診察の時には麻酔の目薬を点眼して、痛みをとって眼を開けられるようにした上で診察を行います。十分な検査、診察をしたうえで、コンタクトレンズによる障害やドライアイによる角膜の傷など、ほかの病気と鑑別する必要があります。
細隙灯顕微鏡で斜めから角膜を照らすと、角膜表面の反射の乱れや角膜表面の薄い混濁が観察され、結膜は充血して赤くなっています。フルオレセイン染色(角膜の状態を調べる薬品)で角膜上皮は微細点状に染まります。問診にて紫外線を浴びたかどうか、確かめることも重要です。

治療
感染防止のために抗生物質の点眼と、角膜の保護のために、ヒアルロン酸点眼やビタミンB2点眼を行います。角膜の傷は通常数日程度でよくなります。
予後
最近では、オゾンホールの影響で、オーストラリアやニュージーランドでは、冬の紫外線量が夏の東京の紫外線量より多くなっています。そのため小学生がサングラスをかけて登下校という状況になっているところもあります。
季節を問わず直射日光の下で長い時間すごされる時は、紫外線にご注意ください。
予防するには、サングラスなどの遮光(しゃこう)眼鏡を使用することです。


上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。


vol165. 結膜下出血は放っておいてもいいの?
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
寒さが厳しい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今週のテーマは「結膜下出血は放っておいてもいいの?」です。

〈結膜下出血とは〉
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れ出血したものです。程度はさまざまで、黒目の横がわずかに赤くみえる程度のものから黒目の周囲が真っ赤で、黒目の下の方には血が固まったようになるものまであります。充血とは違い,赤い線が増えるのではなく,赤く染まったように見えます。

〈結膜下出血の症状〉
1、出血の程度
結膜に存在する大小の血管が破れて、結膜の下に出血が広がります。小さな点状のものから、斑状、時に眼球結膜全体をおおう広範なものもあります。また、血腫(血ぶくれ)をつくることもあります。

2、自覚症状
通常の出血ではほとんど痛みやかゆみ、目やになどの症状はともないません。また、目が見えにくくなったり、視野が狭くなったりすることもありません。万一、これらの症状をともなう場合は、必ず眼科医の診察を受けて下さい。

3、症状の経過
 ふつう1〜2週間で自然に吸収されてきれいな白目にもどりますが、なかには2〜3ケ月かかるものもあります。時間はかかりますが、出血は吸収されますので心配はいりません。

〈結膜下出血の治療〉
いずれも、出血自体は、軽度であれば10日前後で自然吸収され白目にもどるため、治療の必要はありません。ただし、眼局所の要因や全身性疾患の場合は、原因疾患の治療が必要です。眼科医に診察してもらい指導をうけましょう。

〈結膜下出血の原因〉
結膜下出血の原因はいろいろとあります。 1、眼局所の要因、2、全身性疾患、3、原因不明のものの3つにわけられます。



〈1、眼局所の要因〉
・眼外傷、手術によっておこるもの
穿孔性眼外傷は感染の予防などのため直ちに穿孔部を閉じる必要があります。 なかなか消えない結膜下出血は穿孔性眼外傷が隠れている場合もありますから、眼科医に相談して下さい。

・ 急性結膜炎にともなっておこるもの
急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎などにおこります。この場合は、痛みや目やに、 涙が増えるなどの自覚症状があります。眼科の診察を受け、ほかの人にうつさないよう十分注意して下さい。

〈2、全身性疾患〉
・動脈硬化、高血圧、糖尿病、出血性素因(貧血、白血病、紫斑病など)、 腎炎にともなっておこるもの
繰り返し結膜下出血がおこる人は上記の疾患の疑いがあります。内科で異常がないかどうかしらべてもらって下さい。 ほとんどの場合、結膜下出血がおこった後に眼底出血がおこることはありません。しかし、上記のような疾患が原因の場合は眼底出血がおこり、失明することもありますので注意して下さい。

・急性熱性疾患にともなっておこるもの
マラリア、猩紅熱(しょうこうねつ)、ジフテリア、コレラ、発疹チフス、インフルエンザ、麻疹などでも結膜下出血がみられます。原因疾患の治療を最優先して下さい。

 〈3、原因不明のもの〉
誘因がはっきりしないことも多いですが、いくつかの誘因を挙げておきますと、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネのしめすぎなどです。

このように、結膜下出血と言っても、様々な要因があります。ご自身では判断はつかないと思いますので、まずは受診をおすすめします。放ってしまうと上記のように最悪の場合失明する場合もあるので注意が必要です。


●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。



                                                                                                 

       
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