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メルマガ配信原稿

vol.46 涙嚢炎

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
少しずつ秋らしくなってきましたね。

今週のテーマは涙嚢炎です。

涙嚢炎とは
いつも涙があふれ、眼がしらのあたりが汚いうみで汚れ、目がしらを圧迫すると涙点から膿汁が出てくる病気です。この病気は鼻涙管が詰まり、いつも涙があふれて逆流し、涙目を続けているうちに、細菌類が涙嚢にたまって化膿を起こした状態です。

<症状>
なみだ目、目頭の痛み、腫れ、充血などが起こります。

<分類>

慢性涙嚢炎と急性涙嚢炎の2種類あります。

<慢性涙嚢炎とは>
涙目を不潔にしてほうっておくと、慢性涙嚢炎になります。慢性涙嚢炎を放置しておくと、時として急性涙嚢炎をおこすことがあるほか、角膜を傷つけるような角膜潰瘍などを起こす場合があります。

<急性涙嚢炎とは>
慢性涙嚢炎がすでにあって、ときどき細菌が涙嚢の周囲の組織に出てきて、まわりに急性のはげしい炎症を起こし、強い痛みと広範囲の赤い腫脹(はれ)とを起こす病気です。

<原因>
涙嚢炎は、鼻涙管閉塞の症状がある人が、鼻涙管の上にある涙嚢が細菌感染を起こし膿がでてしまうものです。

<検査>
涙点から細い針を用いて生理食塩水などを注入し、鼻やのどの奥に流れてくるかどうかを調べます(涙道洗浄(るいどうせんじょう)、涙洗(るいせん))。閉塞があると液が逆流してきます。涙嚢にうみがたまっていると、うみが逆流して洗い流されます。

<治療> 
鼻涙管閉塞・狭窄の治療と同時に、抗生物質の点眼・服用、涙嚢の洗浄などを行います。

なお、涙嚢部のマッサージを行い症状の改善をはかります。また、鼻涙管にチューブを挿入して、涙道を押し広げることもあります。

眼科専門医による適切な診断と治療が必要です。
不快な目の症状が少しでもある方は、眼科専門医に相談しましょう。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。             
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。


   →涙嚢炎のページを見る 
vol.47 網膜色素変性症

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
朝晩が涼しくなって、秋の訪れを一段と感じるようになりました。

今回のテーマは、網膜色素変性症です。

<網膜色素変性症とは>
網膜色素変性症とは、眼の中の光を感じる組織である網膜に異常な色素が沈着し、光の明るさを感知する細胞が障害を受ける病気です。

<症状>
暗いところが見えにくくなる(夜盲)、視野が欠ける、視力低下などが挙げられます。

<原因と症状の進行>
この病気は、人口3,000~8,000人に一人の割合で起こると言われています。遺伝性による発病例が多いのですが、遺伝ではなく突然発病する場合もあります。
症状の進行はゆるやかですが、個人差がみられます。

<検査方法
視力検査
眼底検査・・・眼底にある網膜の状態をくわしく調べるために行います。検査の前に目薬をさして瞳孔を開き、検眼鏡を通じて主に視神経や網膜を観察する検査です
蛍光眼底検査・・・蛍光剤を血管内に送り込み、眼底の血流状態を写し出す事が出来るため、上記の眼底検査よりも精密な眼底写真を撮る事が出来ます
●視野検査・・・視野がどのぐらい欠けているかを調べる検査です。病気の進行レベルを把握するうえで重要な検査となります暗順応検査・・・夜盲の程度を調べる検査です
網膜電図・・・網膜が光を受けたときに発生する電位〈でんい〉を調べる検査です

<治療>
この病気は遺伝子が関係していることが多く進行性のため、残念ながら根本的な治療法がありません。したがって現在のところ病気の進行を遅らせることが、最大の治療となります。進行を遅らせる方法として、
●強い光を避けること、屋外では普段からサングラスをかける
●ビタミンA・循環改善薬の服用
などが挙げられます。

<予後>
網膜色素変性症の症状、進行には個人差があるので長い目で診察を受けていただき、経過をみる必要があります。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。             
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

 →網膜色素変性症のページを見る
vol.48 ぶどう膜炎

こんにちは池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
このところめっきり日が短くなってまいりましたね。

今週のテーマはぶどう膜炎です。

ぶどう膜炎とは
ぶどう膜炎は眼のなかの虹彩毛様体脈絡膜とそれに隣接する組織に起きる炎症の総称です。ぶどう膜は眼の組織の中でも非常に血管と色素に富んだ組織です。

眼球の断面図

<症状>

主な自覚症状として、一般的に、羞明感(まぶしく感じること)・眼痛・霧視(かすみがかかったように見えること)・充血・視力低下・飛蚊症(虫が飛んでいるように見えること)などの症状が出現します。

原因、種類>
ぶどう膜に対する過剰な免疫反応や、細菌・ウイルス・カビ(真菌)などによる感染が原因となることがありますが、原因を特定できないこともしばしばです。
 昔から有名なぶどう膜炎として、ベーチェット病・サルコイドーシス・原田病(三大ぶどう膜炎)が挙げられ、いずれも、免疫系の異常が原因で発症することが分かっています。これらの病気では、目ばかりでなく、それぞれの病気に特徴的な全身症状や検査所見が認められます。

ベーチェット病・・・目、全身の皮膚、粘膜にさまざまな症状をくり返し、やがて慢性化していく、現在も原因不明の全身病です。ときには失明の原因となることもあります。ベーチェット病は、比較的女性よりも男性がかかりやすい病気と言われており、20代が発症のピークと見られています。ベーチェット病患者のほとんどがうったえる症状で、最初に口の中に潰瘍ができる」ことがあげられます。10日もするとその潰瘍は回復するのですが、症状が何度もくり返されます。
目に現れる症状として、眼底出血、視力低下、強い痛み、黒目の部分に膿がたまる、などの症状をくり返します。眼症状はベーチェット病の中でも最も重い症状をあらわす場所です。ほとんど両眼が侵され、後眼部病変として網膜絡膜炎を起こし、最悪の場合、失明に至ることがあるのです。
(ベーチェット病の合併症)
白内障緑内障網膜剥離などの合併症が高い頻度で起こります。こうした合併症が起きると、視機能が低下してしまうことも多いので、早期に治療を受ける必要があります。最近では、適切な時期に専門医による手術を受ければ、炎症を強めずに治療できるようになってきており、手術によって視力が回復したり、視野異常の進行を最小限に抑えることが出来るようになっています。

サルコイドーシス・・・サルコイドーシスによるぶどう膜炎の特徴は、角膜の後面に白い小さな沈殿物が多数つき、硝子体には雪玉のような濁りが現われ、眼底には血管炎などの症状が出ます。自覚症状としては、飛蚊症があらわれます。
(サルコイドーシスの合併症)
慢性の病気で、症状が長引いたり、再発をくり返すと、白内障緑内障を合併し、視力が低下します。高度な視力障害を伴うこともありますが、きちんと治療していれば、失明に至ることはほとんどありません。

原 田 病・・網膜と脈絡膜に症状が出るものです。自覚症状としては、両眼の急激な視力の低下、ぼやけて見えにくいなどの症状があります。眼以外の症状として、めまい・難聴・耳鳴り、倦怠感などが現れたり、髄膜炎を併発して、そのために激しい頭痛が起こったりもします。その後、皮膚の一部が白くなったり、髪の毛が抜けたり白髪になったりします。これらの症状はすべて各組織の色素細胞が自己免疫の作用によって破壊されるために起こると考えられています。
(原田病の合併症)
炎症が強いと両眼に網膜剥離が起こってきます。

その他のぶどう膜炎・・・リウマチなどの関節炎に伴うものや、ヘルペスなどのウイルスあるいは細菌によるぶどう膜炎などがあります。

<検査>
 一般的な眼科の検査に加えて、必要に応じて眼底の血管造影検査(蛍光眼底造影検査)を行います。また、場合によっては、血液検査・胸部X線検査などの全身検査を行って、原因の究明や治療効果の判定を行います。

<治療>
 ぶどう膜炎の治療の中心はステロイド薬の点眼や内服、あるいは点滴です。原因が細菌などの病原微生物による場合は、その病原微生物に効果のある薬が使用されます。茶目(虹彩)は水晶体と癒着しやすいので、これを防止するための治療も同時に行われます

ぶどう膜炎から眼を守るためにできること

ぶどう膜炎は、その診断が難しく、病状を確かめながら治療法を調整する対症的な治療が中心となります。また、白内障や緑内障、網膜剥離などの合併症が高い頻度で起こります。
合併症によって視機能が低下してしまうケースもあるので、専門医を受診し的確な診断を受けて、正しい治療を続け、発作や再発をできる限り少なくすること、そして、もし発作や再発が起こったら速やかに対処し炎症がひどくならないうちに治すことが大切です。

眼科専門医による適切な診断と治療が必要です。

不快な目の症状が少しでもある方は、眼科専門医に相談しましょう。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。             
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

→ぶどう膜炎のページを見る
vol.49 弱視

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
読書の秋ともいいますが、最近本が読みづらくなったりしていませんか?
その際はぜひ眼の定期検診にお越しください。

今週のテーマは【弱視】です。

◆弱視とは

眼に斜視や屈折異常があったり、視覚刺激の妨げとなるような要因によって生じた視機能の低下のことをいいます。
種類

<斜視弱視>
斜視があって、眼が正面を向いていない場合、網膜で最も感度の高い黄斑部に像を結ばなくなり、視機能の発達が妨げられ、弱視となります。

<不同視弱視>
左右の眼で屈折度の差がある程度以上大きくなると、ピントを合わせやすいほうの眼の視覚入力が優先され、ピントを合わせにくいほうの眼が弱視化します。

<屈折異常弱視>
両眼に強度の遠視、乱視などがあり、矯正されないままでいると、両眼が弱視になることがあります。

<廃用性弱視>
先天性白内障や、まぶたの腫瘍、眼瞼下垂、眼帯などにより視覚入力が妨げられることによって起きる弱視です。新生児にこのような連関要因がはたらくと、数日間でも弱視化することがあります。

◆検査
弱視の検査法として、視力検査、屈折検査、眼底検査などが挙げられます。

◆治療
56歳までであれば眼鏡や視能訓練などにより回復は可能です。一般的な弱視治療として、眼鏡による屈折矯正が挙げられます。眼鏡で矯正して網膜にピントをきちんと合わせ、鮮明な像を脳に送り、視機能の発達を促すことが治療の基本となります。 左右の視力に格差がある弱視にはアイパッチ治療などがあります。片方の目のみが特に視力が悪い場合には、健全な方の目をアイパッチと呼ばれる大きな絆創膏のようなもので遮閉し、やはり良い方の目にアトロピン等の目薬を点眼しわざと見えにくくして、悪い方の目の視力の発達を促す方法もとられます。正しい屈折矯正をすれば視力が1.0でる眼になり、良好な両眼視の獲得ができたら、弱視が治ったと言えます。ここでいう視力とは、あくまでも矯正視力のことであり、裸眼視力ではありません。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。             
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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vol.50 結膜結石

こんにちは、池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
紅葉が楽しみな時季になってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今週のテーマは【結膜結石】です。

結膜結石とは
結膜結石は、眼瞼結膜の表面にできる白色ないし、黄色をした硬い感じのある砂粒状斑点です。この砂粒状斑点は、結膜にカルシウムや脂質が沈着したものです。徐々に陥凹部から結膜面に放出してくるため、異物感を感じるようになります。人により10個以上できることもあります。

症状
結膜の奥のほうにあるときは何の障害もありませんが、表面に出てくるとゴロゴロとした異物感が出てきます。また角膜にあたり角膜の上皮に傷が付くと痛みで目が開けられなくなることや充血したりすることがあります。

原因
感染・アレルギー・ドライアイなど多岐にわたり、特定されないことも多く、従って一般になかなか治らず、長期の点眼加療が必要です。結石ができやすい体質と推定される患者様もいらっしゃいます。

治療方法
自然に(また、洗眼や点眼などによって)結膜から脱落することがあるため、2~3日様子を見て、良くならないようであれば摘出します。
結膜結石を完全に消失、治癒する治療法は難しいため、対症療法(目薬)が主体となります。必要ならば除去する場合がありますが、異物感、違和感がなければ治療の対象にならない場合もあります。再発した場合は再度受診してください。新たに露出した結石を摘出します。根本的な治療は、元にある慢性結膜炎を治すことですが、その原因は特定されないことも多く、従って治りにくい為、長期の点眼加療が必要です。

除去方法
除去は目を動かさなければ、通常2~3分以内に終わります。麻酔は、点眼麻酔のみです。合併症としては出血があげられますが、99%2~3日以内に止まります。稀に、感染を起こすことがあるため、指示通りにしっかり点眼する必要があります。結石を除去すれば、90%以上良くなります。


眼科専門医による適切な診断と治療が必要です。
不快な目の症状が少しでもある方は、眼科専門医に相談しましょう。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。             
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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